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今まで笑っていた彼女から笑みが消える。彼らの担任の五条同様、顔が恐ろしく整っているため表情がないとかなり威圧感がある。
身構える二人。彼女は暫くして、はぁ、と深い溜息を吐いた。
「そんで私に殺されたら意味ないじゃん」
無機質な声でそう言って、彼女は指を揃えた。キィィン、と指先に赤い光が灯る。避ける間もなく、その指が彼らに向けられた。
地面、木、全てが抉り取られ轟音が鳴り響いた。勿論二人も同じく飛ばされた。静かになった場所で、Aは微かに顔を顰める。
――「もうあの人一人で良くないですか」
――「待て、行くな、……A!」
「……馬鹿みたい」
二度目の溜息。その時、術式反転「赫」を放った方の奥から人影が見えた。
「派手にやったねぇ、二人一気にやっちゃうなんて、流石僕だ」
五条悟だ。軽い足取りで此方に歩いてくる。生徒三人を高専に送り届けた後だ。
「で。何で呪詛師になったのか、聞いてもいい?」
「……」
問う彼に、Aは黙ったままだ。相変わらず表情を消したまま。沈黙が流れる。
何でって、そりゃあ。
あれ、とふとある事がAの脳裏を過ぎった。
「(私、何でこんなことしてるんだっけ)」
一番最初に殺したのは盤星教の信者。理子が死んだのに笑顔で拍手してることに苛立って――いや、それだけではない。自分が殺らなければ、隣にいた彼がやってしまうと思った。
そうなれば彼はどこかに行ってしまうと思って。
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みるくてぃー(プロフ) - 琥珀さん» そう言って頂けて本当に嬉しいです...!ありがとうございます! (2021年2月19日 18時) (レス) id: 7b7340be6b (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - みるくてぃーさんありがとうございます!呪詛師五条と呪術師五条ちゃんのバトルめちゃめちゃ良かったです!本当にありがとうございました! (2021年2月19日 16時) (レス) id: 29eff10e9f (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ミラさん» いえいえ!毎回リクエストやコメント糧になってます…!!リクエストありがとうございます!書いてみますね! (2021年2月19日 11時) (レス) id: 7b7340be6b (このIDを非表示/違反報告)
ミラ(プロフ) - リクエスト叶えてくださりありがとうございました!みるくてぃーさんほんとに私も拙い語彙力からこんな神作品を作ってくださるなんて凄すぎて…またリクエストなのですが、本日更新された作品の逆バージョンが見たいです!原作にif五条呪詛師ちゃん襲撃が見たいです! (2021年2月19日 0時) (レス) id: 23e9cd344d (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - 琥珀さん» コメント、リクエストありがとうございます!書いてみます! (2021年2月12日 22時) (レス) id: 7b7340be6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるくてぃー | 作成日時:2021年2月1日 20時