【HP】きみらは青春でできている。《賢者の石》 (ページ3)

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Aside

「プリペット通り四番地...ここで間違いないわね」

同じ家が何軒も並ぶ通りに出て確認をする。ダーズリーと書かれた家の前に立ち、私はもう一度身なりを確認した。

一応自分もマグルの格好をしてきたつもりだ。

そして、ベルを鳴らす。

「こんにちは。私、ホグワーツ魔法魔術学校の教員をし」

「出ていけ！」

途中で遮られ、怒号が家から飛んでくる。予想の斜め上を行く対応に目を丸くした。

こんな所にハリーがいる？本当に？

「あの、すみません！ハリーポッターさんに用があって＿＿」

「うちはハリーポッターなど知らん！」

「.....」

そう言われては、もうどうすることも出来ない。仕方なく今日のところは諦めて、戻ることにした。

ホグワーツに戻ってあったことをそのままミネルバに話すと、カノジョは表情を変えないまま、そうですか、とだけ言った。

「ハリー、あんな所でもしかしたらあまりいい扱いを受けてないんじゃ」

「そうだとしても、私達が首を突っ込む問題ではありません。」

「...はい」

いつもと変わらぬ対応に口を噤んだ。

あぁ、早くその顔を見たいのに。