【HP】きみらは青春でできている。《賢者の石》 (ページ12)

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If you go to Gryffindor… ページ12

Aside

学校に戻って夕食の席に座ると、ミネルバが一年生を連れて大広間に入ってきた。

組み分けが始まり、それを私達はじっと見ている。隣のセブルスは、表情こそ変わらないものの、矢張りハリーのことを見ている様だった。

「忌々しいあの父親にそっくりだ」

「もう、まだそんなこと言ってる...私はリリーにそっくりだと思うけれど」

「目だけはな」

「あら、雰囲気だってリリー似だわ」

因みにレギュラスもセブルスと同意見だった。セブルスのような言い方ではないが、父親そっくりだと言っていた。

「あっ、ハリーの組み分けだわ＿＿」

あのルシウス先輩の息子、ドラコ・マルフォイの組み分けは驚く程早かった。まぁマルフォイ家の人間なのだからだろうが。

それに比べて、ハリーは人より長い。組み分け困難者とまではいかないが、それなりに帽子も悩んでいるようだ。

「...グリフィンドール！」

やがて帽子はそう叫び、ハリーは笑って拍手喝采の席に向かっていった。

自分がいた寮に選ばれたのが、私はとても嬉しかった。隣のセブルスは不満そうだったけど。

「残念？」

「まさか」

「ふふ、そう」