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彼女の頼み ページ2
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「お願い、グリフィンドールにして！」
「ほう？君はスリザリンの資質が十分にある。それでもグリフィンドールかね？」
「お願い！皆と一緒がいいの」
無理な願いかとAは思ったが、それでもボロボロの帽子は彼女の願った寮の名前を叫んでくれた。
ほっとした様子で笑い、グリフィンドールのテーブルに向かう。
歓迎の拍手に迎えられて、席に座る。
無事にジェームズ達も皆グリフィンドールで、A達はこれからの学校生活に胸を躍らせた。
「うわっ、これ美味しい！」
「あはは、ジェームズここついてるよ」
食べ物を口いっぱいに頬張るジェームズの口端をAが拭う。
二人は幼馴染だった。昔から家が近かったのだ。
「Aの家って代々決闘チャンピオン何だろ？」
「あぁ、まあそうね。私も決闘は得意」
シリウスに話しかけられたAが応じる。仲良さげに話す二人をジェームズは見ていた。
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作者名：みるくてぃー | 作成日時：2020年7月22日 0時
