【HP】ぼくらは青春で出来ている！七年生 (ページ17)

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Meeting ページ17

ジェームズside

新入生が入ってくる。

まだ何も知らない、純粋無垢なその顔を見て、自分達もこうだったのだろうかと考えた。

「なあ」

「何だいパッドフット」

シリウスがそれとなく話しかけてきて、食べながら応答する。

彼もパンを口に入れたままだ。

「スノーベールが一度も目を合わせてくれないんだが」

「そりゃそうだろ。君休暇前何した？」

「キスして押し倒した」

「はい有罪」

悪びれもなく答えるシリウスに即答。

僕もリリーにあんなことやこんなことしたい欲はあれど、強引は一番良くないと知っているから、徐々に距離を詰めていく。

「何となく予想はついてたけどやっぱりそんな酷いことしたんだね」

向かいの席のリーマスが呆れた顔で言う。傷跡があっても彼はやっぱりハンサムだ。

「えっ、何も知らなかった...それ、謝ったの？」

スープを飲んでいた時にシリウスのカミングアウトがあり、噎せるピーター。

彼には純粋なままでいて欲しかったが駄目なようだ。この犬のせいで。