【HP】ぼくらは青春で出来ている！七年生 (ページ14)

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レギュラスside

結局、先に先輩に入ってもらい、僕が後から入ることになった。

お風呂で先輩の残り香がして、恥ずかしくなったのは言うまでもない。

あのおおいぬ座は今頃家出したことを後悔してるだろう。ざまあ。

風呂上がりに無意識に杖を探してしまって、魔法は使ってはいけないことを思い出す。

学校を出ると魔法が使えないので、何かと不便だ。

マグルはずっとこんな生活で、大変そうだと思う。それを言ったら、先輩は楽しそうに笑った。

「でも、マグルの世界には便利なものが沢山あるのよ」

先輩は確か選択授業はマグル学をとっていた。

先輩の影響で三年生から僕もマグル学を取り始めたが、先輩程興味は沸かなかった。

しかも、ブラック家の人間がマグル学を取ったことで周りに驚かれた。

「それとね、マグルの世界には面白い童話もあるの」

先輩が教えてくれたのは、様々な童話だ。

白雪姫に眠れる森の美女、人魚姫なんかも。

「人魚、ですか...似たようなのがホグワーツにも居ますね」

「＿＿確かに。でももっと綺麗だわ」