【HP】ぼくらは青春で出来ている！七年生 (ページ11)

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「湯浴みの準備が出来たらクリーチャーが知らせるからレギュラス、部屋でも案内してあげなさい」

「何から何まで＿有難うございます」

「部屋は一つ空き部屋があるからそこでいいかしら？シリウスの部屋でもいいけど」

「駄目です」

「冗談よ」

私じゃなく、レギュラスが真面目な顔をして即答する。

それにお母様は冗談のラインがわからなくて混乱する。笑った方が良かったのかしら。

「先輩、部屋に案内します」

「ええ、ありがとう」

二階に上がり、部屋の案内をされた。そのまま行ってもいいけれど、少しレギュラスの部屋の中が気になった。

「ね、レギュラス。貴方の部屋見たいわ」

「僕の部屋ですか？いいですけど」

二人で彼の部屋に入る。彼の部屋はシンプルで、それでいて綺麗だ。

流石はクィディッチのシーカーと言うべきか、壁には有名な選手のポスターが貼ってある。

「あ、これ」

「先輩に貰ったものです」

「飾ってあるのね、嬉しい」

Aが見つけたのは、今年のクリスマスに彼に贈った、羽根ペン用のインクだった。

綺麗な花緑青色のそれは、まだ使われた様子はない。