【HP】ぼくらは青春で出来ている！四年生 (ページ43)

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Isaac's monologue ページ43

アイザックside

Aの部屋のポスターを、死喰い人のいる場所に繋がるように仕掛けた。

生憎魔法の腕は人一倍あるもので、簡単にそれをすることが出来た。

彼奴さえいなくなれば、俺はローズブレイド家の当主の座につけると思ったのだ。

父上は昔から俺の事を何かと大事にしてくれている。

血は繋がってなくても、何かある度にお前はAと違って凄いと褒めてくれたのだ。

だから、彼奴がいなくなれば目出度く俺は当主だ。

「父上＿＿」

「Aはどこにいる？あの出来損ないは」

会うなり、父上はAを探した。俺は早く嬉しいことを報告したかった。

きっと純血の妹が死ねば、混血の俺を当主にせざるを得ないだろうと。そして、それを父上は喜ぶだろうと。

「Aなら、死んだよ。あの出来損ないの純血はさ」

嬉々として言うと、父上は驚愕したように目を見開いた。それが嬉しさからだと勘違いしていたのだ。

だから、一瞬にして反転する視界が、理解出来なかった。