【HP】ぼくらは青春で出来ている！四年生 (ページ28)

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Gideon pullwet ページ28

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「そこでさ、シリウスが何て言ったと思う！？」

「ふふっ、さあ？シリウスって偶によく分からないことを言うから＿＿」

グリフィンドールの談話室。ジェームズとAは珍しく二人で話し込んでいた。

「おっ、A！」

「ギデオン。この前ぶりね」

そこに赤毛の男子生徒が入ってきた。先日パーティで知り合ったギデオンだ。

ジェームズは驚いた顔をしてAとギデオンを交互に見ている。

「えっ！？Aが僕ら以外に＿＿」

「そっちは問題児のジェームズ・ポッターだな？いつも笑わせてもらってるよ」

ギデオンはそれを気にする様子もなく、ジェームズを褒めた。

話し方や振る舞いが好青年そのもので、ジェームズは更に驚く。Aが自分達とリリー以外に交流があったなんて、と。

「そうだ、A。今度グリフィンドールの奴らで勉強会するんだが来ないか？」

「でも私学年も違うし＿＿」

「ああ、そんなのはいいんだ。色んな学年の奴が来るぞ」

「本当？なら行きたいわ！」

二人で楽しげに話すのを見て、ジェームズは考えた。こりゃまたライバルが増えたな、と。