【HP】ぼくらは青春で出来ている！四年生 (ページ26)

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ギデオンと別れてからすぐリリーと合流出来た。

「A！ごめんなさい、話し込んじゃって。大丈夫だった？変な人に話しかけられなかった？」

会うなりAのことを我が子のように心配し出すリリーに笑う。

「私は平気よ。話し相手になってくれた人がいるから」

「...誰？」

Aがそう言った瞬間リリーの顔が険しくなった。

心配してくれているのは分かっているが、少し怖い。

「ギデオン・プルウェットという方よ。グリフィンドールの先輩で」

「どんな人なの？」

「うーんと、凄く良い人だと思うわ。好青年で」

リリーの不安を消し去る為に焦ってギデオンを褒める。

本人を見ない限りリリーは納得しなそうだが、取り敢えずは許してくれた。

「まあいいわ。＿＿それで、レギュラスとは話せたの？」

「...あ、それが」

Aは聞かれないと思っていたことを不意に尋ねられ、言葉を濁す。

事情を説明すると、彼女は眉を下げて残念がった。

「そう...これからは一緒にいましょうね」

「？ええ」

リリーはAの手をぎゅっと握った。