【HP】ぼくらは青春で出来ている！四年生 (ページ2)

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「A先輩、僕シーカーになりました」

「シーカー...凄いわ、貴方が真逆クィディッチの選手になるなんて」

まるで褒めて欲しい、とでも言うように報告するレギュラスの頭を撫でると、少しむっとした表情になった。

「次の試合、見てくださいね」

「＿＿わかったわ。応援してる」

「あ、言いましたね。次の試合、対グリフィンドールですけど」

「...あっ」

にやりと笑う彼に、しまったと声を上げる。ジェームズもいるのに自分以外の寮を応援するとは、なんて言われるか。

でも言ってしまったものは仕方がない。次の試合はスリザリンを応援することに決めた。

「仕方ないわ。試合、貴方だけを見てる」

じゃあね、とAは手を振って寮に戻った。

残されたレギュラスは何度か瞬きをした後、顔を覆う。

「いやあれは...」

そこまで言われるとは思わなく、耳まで真っ赤に染まった顔を何とか冷ますのが大変だった。