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「シリウス、今更気付いたのかい？」
「リーマスは知ってたのか？」
「とっくの昔にね。彼女の名前はA・ブラックだよ」
「学校では一応ローズブレイドの名を使っているけどね」
頬を掻きながらAが言う。シリウスはまだ放心状態のようだ。
「おや、知らなかったんですか？兄さん」
「レギュラスお前まさか...！」
「そうですよ。兄さんが投獄中、貰っちゃいました」
まだ驚愕したままのシリウスに、レギュラスが自分の左手を見せて追い打ちをかける。
リーマスはそれを見て笑っていた。
何だか平和が戻ってきたような、そんな気がした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次の日の日刊預言者新聞で、シリウス・ブラックの無罪が記載された。
多くの人は驚き、シリウス・ブラックが魔法省を脅したと疑う人もいた。
「リーマス！＿＿レギュラス？」
同日、Aは闇の魔術に対する防衛術の教室にリーマスを訪ねた。
そこに何故かレギュラスもいる。
「...二人が一緒なんて珍しいわね」
「ちょっと話してたんだ」
「何を？」
「秘密です。それじゃあ僕は一足先にお暇しますね」
いつものように微笑んでレギュラスは教室を出ていった。
不思議に思ったが、彼女はそれよりも話したいことがあった。
「辞任するって聞いたわ！」
「うん、やっぱり私がいるべきはここじゃないよ」
彼は笑みを浮かべながら言う。Aは信じられない思いでいっぱいだった。
「どうして？貴方の授業は生徒皆から好評だったし、それに＿＿」
「A、私は狼人間なんだよ」
「...そんなの関係ないわ！」
リーマスは既に辞職届を出していて、彼女に出来ることは何も無い。
ただ、そう抗議することのみだ。
「何れバレたら、生徒達の親が黙ってないさ。いいんだ、君がそう言ってくれるだけで、私は十分だよ」
Aは俯く。もうどうやったって変わらないことが分かったのだ。
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Myu - I love this. (2月19日 20時) (
レス) @page49 id: 39c076b3bd (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新待ってます!ハリポタの夢小説で一番大好きです✨ (9月28日 21時) (レス) id: ab2697685b (このIDを非表示/違反報告)
すず - 更新を！！ずっと！！待ってます！！！！ (2021年2月1日 20時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - こちらの作品全て見返しましたが文の綴り方が綺麗で引き込まれてしまいます(^^♪ 更新楽しみにしています(^^) (2021年1月11日 23時) (レス) id: 4322f45750 (このIDを非表示/違反報告)
らい - ハリーポッターの作品の中で一番好きです(T_T)応援してます！(^-^) (2020年12月12日 2時) (レス) id: 4322f45750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー | 作成日時：2020年9月3日 13時
