Reveal ページ45
「よう分かった。まずはセブルスを医務室に連れて行こう。
暫くすればコーネリウスが来るじゃろう」
その言葉がピーターに向けられているものだとすぐに皆分かった。
これで良かったのだ、とAは心の中で再確認する。
彼の言った通り、ファッジ大臣は直ぐにやってきた。
まずシリウスがいることにひっくり返り、事実を聞いてまた驚いていた。
「そういう訳です。分かって頂けますね？」
Aは彼のことを好かないようで、少しつんとした態度で話し、彼もその大勢に圧倒されて頷くしかなかった。
「...それじゃあ、ピーター」
「...ああ。君が昔言ってくれたこと、忘れないよ」
＿＿「でも、私はその人にはそれ以外にいい所があると思ってる」
＿＿「私、ピーターの優しいところが好きなのよ」
「...ええ」
短い会話だった。だが、それだけで十分だった。
彼が姿くらましで去った瞬間を、彼女は最後まで見詰めていた。
「...ハリー、ロン、ハーマイオニー。今回は巻き込んじゃってごめんなさいね」
「私が寮まで送っていきます」
ミネルバが名乗り出て、三人を連れてグリフィンドール寮へと帰っていくのを四人は見送った。
「A、説明して貰うぞ」
「＿＿あぁ、分かったわ。
ええと、どこから話したらいいかしら」
彼女はレギュラスがヴォルデモートを裏切り、分霊箱を破壊しようとして昏睡状態に陥ったこと、自分がそれを救おうと癒者になったことなど、全てを話した。
「...レギュラス、裏切ったのか？」
「＿＿そうですよ。Aに救われました」
疑い深そうにシリウスはレギュラスを見る。彼は呆れた表情でそう答えた。
「そうか...それじゃあ、ハリーの父親というのは？」
「それは、あの子に両親がいなかったから、私達が名乗り出たのよ。
...昔、ジェームズに頼まれたしね」
「私達って、お前らまさか」
シリウスが彼女の手を指差す。リーマスは何かを察して呆れ顔だ。
「お前、結婚したのか！？」
「えっ、ちょっと」
シリウスががっと彼女の腕を掴む。Aは何が何だか分からず、目を白黒させている。レギュラスは後ろでにやりと笑った。
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Myu - I love this. (2月19日 20時) (
レス) @page49 id: 39c076b3bd (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新待ってます!ハリポタの夢小説で一番大好きです✨ (9月28日 21時) (レス) id: ab2697685b (このIDを非表示/違反報告)
すず - 更新を！！ずっと！！待ってます！！！！ (2021年2月1日 20時) (レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
華 - こちらの作品全て見返しましたが文の綴り方が綺麗で引き込まれてしまいます(^^♪ 更新楽しみにしています(^^) (2021年1月11日 23時) (レス) id: 4322f45750 (このIDを非表示/違反報告)
らい - ハリーポッターの作品の中で一番好きです(T_T)応援してます！(^-^) (2020年12月12日 2時) (レス) id: 4322f45750 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みるくてぃー | 作成日時：2020年9月3日 13時
