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#10 私の親友 ページ11

日和side


Aと話している時、敦くん達が店にやってきた。



急に黙ってしまったAが心配だったけれど、敦くん達ともお話したかったし、もしかしたら他の人とお話することで気分転換にも成るかもしれないと思って、つなぎ役の私が彼等に話しかけに行った。







でも、私が話すより先に太宰さんが質問をしてきた。


話もさせてくれない程の質問量に混乱し、しどろもどろに成ってしまい、確り答えられていたかはわからない。



けど、どれもAに関する質問ばかりで、皆もAに興味があるんだなって思うと嬉しくて沢山お話しちゃった。






夢中になってお話していると、Aを待たせているのを忘れていた。



「(いけない!折角時間作ってくれたのに!)


あの、すみません…そろそろ行かないと。

Aを待たせているので」



できるだけ傷つけないよう『けして貴方達と話したくない訳ではない』という事を全面的にアピールしながら云う。



すると皆は、少し眉を潜めながらも笑顔で了承してくれた。



ありがとうとお礼を云い、私も全力の笑顔を皆に向ける。

そうして私はまた、Aの方に体を向けた。





こんなに待たせてしまったのにも関わらず、Aは怒らずに笑顔で私を迎い入れてくれた。


謝れば、大丈夫と云って笑って許してくれる。

優しいA。私は貴女のそんなところも大好きだよ。



恥ずかしくて出せない言葉を、心のなかで呟く。





「さっきの人達は私の同僚でね…
あ!紹介するよ!皆もAの事気になってたみたいだし!」



我ながらいい案だ!


お互いに興味を持っているみたいだし、他処(よそ)ではあまり受け入れて貰えないが、探偵社員の個性的な魅力にAならきっと気が付いてくれる(はず)






皆を呼んで横一列に並んでもらう。


未成年組は少し緊張しているようだったけれど、真っ直ぐにAの方を向いていて可愛かった。



Aが皆に軽く挨拶をしている。

そういう常識や礼儀を大切にしているところも好きだ。




「それじゃぁ一番端の…ルーシーちゃんから!」



私が声を掛ければ驚いたようで『私?!』と自分を指差していたが、一度咳払いをするとAの方に向き直った。



「ルーシー・モード・モンゴメリよ。

此処の喫茶店で住み込みの仕事をしているわ


…よろしく」

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ハコ28 - とっても面白いです。続きを楽しみに待ってます (2023年4月6日 13時) (レス) id: 2c42bd39d0 (このIDを非表示/違反報告)
生きる文鎮(プロフ) - 𝑩𝑰𝑮𝑳𝑶𝑽𝑬────────── (2023年1月25日 11時) (レス) @page17 id: d1f7e0ec66 (このIDを非表示/違反報告)
- これは好きだ… あえてヒロインじゃないのがいい!!! 更新頑張ってください!!! (2023年1月18日 19時) (レス) @page11 id: f2f05df21c (このIDを非表示/違反報告)
めろ。(プロフ) - す、、、好きだ____________文才ありすぎですわ!羨ましいですわ!分けてくださいまし!!!!!!(???) (2023年1月16日 22時) (レス) id: 8e324f8e54 (このIDを非表示/違反報告)
桜音リシア - この作品すごい面白いです!!ヒロインではなくヒロインの友達(仮)っていう設定が気に入りました!応援してます!更新頑張ってください!! (2022年10月11日 16時) (レス) @page17 id: 332c31e382 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:砂糖葉 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs yue1  
作成日時:2022年1月22日 17時

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