10話 ページ11
？「俺がどうかした？」
『！？』
私とマリーが廊下で話していると、急に金髪で眼鏡をかけた男の子が横に立って話しかけてきた。
え？待って、「俺」？それに金髪で眼鏡ってまさか…！
ma「わわわわ、Aちゃん…！噂をすればだよ！きりやんくんだ…！」
慌てた様子のマリーがこそっと耳打ちをしてきた。
やはりこの人がきりやんくんか…確かにとても綺麗な顔をしているし、背も高い。女子人気が高いのも頷ける…。
でも、ここは周囲に人がたくさんいる廊下だ。
その親衛隊とやらに初日から目をつけられるのは面倒臭いし、早めに退散した方が良いだろう。
『えーーっと…きりやん…くん？…さん？？ごめんなさいなんでもないんだ！じゃあ私たち次移動教室で急がなきゃいけないから失礼しますね！！』
マリーの手を取って脱兎の如くその場から逃げ出す。
マリーが「ちょ、ちょっとAちゃん！？」なんて言っているが、申し訳ないけど今は無視だ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
『はぁ、はぁ…びっくりした…！』
ma「まさか向こうから話しかけてくるとはね…」
『あーもう！絶対挙動不審だった！！』
ma「確かにAちゃん、一人で話を完結させて逃げて来たから、変な人って思われてるかもね…」
マリーが苦笑する。
私、出来ればきりやんくんに勉強方法教えてもらおうと思ってたのに、変なやつって思われてたらどうしよう…！
『なんか、まだ授業も始まってないのに疲れた…』
冷静に考えれば、あんな態度とってる方が目をつけられるんじゃ…？流石の親衛隊も、世間話程度だったら文句ないでしょ。むしろ変に悪目立ちする方が危険か…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 578人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫築(プロフ) - Mentaikoさん» うわー誰だそれ！ご指摘ありがとうございます、助かります…！ (2023年2月2日 7時) (
レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
Mentaiko(プロフ) - あの.....番外編�い里箸海蹇�[描いてあったのはスタイルくんの似顔絵]になってますよ...！ (2023年2月2日 6時) (レス) @page38 id: da99e2fb00 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！気長に待っていて下さると嬉しいです🥰 (2023年1月27日 22時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
雫 - ぬぅうわあああ、むっちゃ続き気になります! 面白いです🤣 (2023年1月27日 20時) (レス) @page29 id: fbda915cf9 (このIDを非表示/違反報告)
紫築(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます…！最近忙しくてあまり更新できず申し訳ないです…！構成がまとまり次第、少しずつ書いていこうと思います…！！ (2022年10月11日 23時) (レス) id: bcd78cf19c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫築 | 作成日時：2022年9月16日 2時
