【ハイキュー】主将ズが幼児化した件について

6.肩 赤葦side ページ7

赤葦side



どうやら木兎さんは俺達が話している間に、自分の弁当とAさんの弁当を全て平らげてしまったらしい。



『ちょ、お前私のまで食べるとかどんだけ食欲あるんだよ！

ってか絶対手で食べたろ！ベタベタじゃんか…
あ、服触っちゃダメだって汚れる！』


木｢…母親みたいだな｣


赤｢大分大変でしょうね、木兎さんのお母さんだと｣


『え？何か言った？ｯあーもー！！じっとしろ光太郎！！』



バタバタ走り回る木兎さんと木兎さんを追いかけるAさん。
木兎さんはAさんと鬼ごっこでもしているような気分なんでしょう。とても楽しそうです。

少し加勢しましょうか。



赤｢俺も手伝います。挟み込みましょう｣


『赤葦助かるｯ！あ、そっち行った！』


木｢おー頑張れ｣



俺は木兎さんが俺の横を通り過ぎようとした瞬間、バッと手を出して木兎さんを捕まえた。



赤｢もう逃げられませんよ木兎さん。｣


『あ、赤葦…』


木｢赤葦…肩、見てみろ｣


赤｢？肩、ですか？｣



言われた通り肩を見てみると、木兎さんが触ったところが赤くなっていた。

ケチャップ…ですかね。



赤｢…そうでしたね、木兎さん手汚れてたんでした｣


『赤葦、とりあえず水道行こう。
あ、木葉！光太郎の手、拭いといてくれる？』



そう言ってAさんは木葉さんにポケットティッシュを軽く投げた。

俺は木葉さんに木兎さんを預け、Aさんに連れられて水道へ向かった。

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