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いつかちゃんと
早いうちにAに教えなきゃならないんだ
もしこの使命が僕とAに課せられているのなら
2人で頑張らなくちゃ
もっと、もっと強くならないと
もう二度と失いたくないことだって─。
A「ん………あれ、ここ……」
気絶して眠りについていたAが
やっと目を覚ました。
A「いてて…結構ボロボロだな…」
至る所にかすり傷が出来た自分の手のひらを見て、これじゃ人のこと言えないやとがっかりした。
愛理「あら、起きた？」
A「姉さん…私一体どうやってここに…」
Aがイマイチ状況が理解出来ずに
ミルクディッパーの店内を見回していると
Aが起きたことに気がついた愛理が駆け寄ってきた。
愛理「良ちゃんがここまで連れてきてくれたのよ。」
A「良太郎が…？」
愛理「それにしても、今日は珍しくAの方が良ちゃんよりボロボロなのね」
愛理「何があったのかわからないけれど、暫くは安静にしてなきゃ怪我が治らないわ。」
A「はーい…」
どうやら良太郎がこのミルクディッパーまでAを運んできたようだ。
厳密に言えばデンライナーがここミルクディッパーの前で停車してそこで下車した、って言い方が正しいが。
良太郎は疲れていたのかカウンター席に座ったまま寝ていた。
A(なにか思い出しそうで…思い出せない、ぼんやり覚えているのだけれど)
疲れきって寝ている良太郎の背中を見て
なにかを思い出しそうだった。
意識が途切れるほんの少し前に自分が見たあの光景。
A「たしか……怪物がいて…それで…良太郎がいたはず…」
夢なのか現実なのかわからない。
でも確かなことがひとつ。
大怪我した、ということだけ。
愛理「さ、ご飯が出来た！Aもこっちに来て食べよう！」
ぼんやり思い出そうとしていたAに
ご飯が出来た！と愛理が声をかけた。
A「はーい！」
あと少しで、なにか大事なものを思い出せそうな気がしたが
すぐにふわっとどこかへ消えてしまった。
愛理「良ちゃん、起きて、夜ご飯できたわよ」
Aはとりあえずカウンター席に良太郎と椅子1つ分あいだを開けて座った。
なんかちょっと、照れくさい。
ふと良太郎の顔に目をやると
自分ほどではないが微かに、殴られたような傷跡があった。
なにか隠れてしていることがあるのだろうか
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ちあ(プロフ) - 横峯俊さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ (2019年12月8日 21時) (
レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
横峯俊(プロフ) - 初見です！こんなに電王の本編を丁寧になぞってある作品初めて見ました！シリーズ通して応援させていただきます！ (2019年12月8日 19時) (レス) id: c8474ba40d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちあ x他1人 | 作成日時：2019年10月19日 11時
