302 ページ3
→
轟｢最近Aを見てると･･･｣
かっちゃんの乱暴さに反応するわけでもなく
ずっと黙り込んでいた轟君が突然口を開いたことで
僕達の視線は彼へと向けられる
轟｢すげぇ可愛く見えて
たまに襲っちまいそうになる時が････」
━━━━━━Boooooon!!!!
言葉の続きは響いた爆音でかき消されてしまったが
ヒーロー志望とはいえど普通の男子高校生だ
そこに何が続くかなんて大方予想できるわけで
爆豪｢〜〜ﾃﾝﾒｪ!!!!何言おうとしてんだｯ」
轟｢だから襲っ･･･｣
爆豪｢それ以上言ったらぶっ殺す！｣
轟｢？なんでだ？｣
彼の天然っぷりはよく知っていたが
まさかここまでとは･･･。
隣でワナワナとふるえる幼馴染を宥めようにも
上手い言葉なんて見つからず
いつもは共感の欠片もない行動も
今回ばかりは心中を察してしまう
爆豪｢クソがっ！誰が好き好んでクラスメイトの性事情聞かなきゃなんねぇんだよ！！しね！」
轟｢そういうつもりはなかったんだか｣
爆豪｢じゃあどういうつもりだ！あ゛？｣
どうしてかっちゃんがこんなにキレてるのか
どうして僕がこんなに焦っているのか
どうやら鈍い彼にはいまいち伝わってないようで
未だ疑問符をたくさん浮かべたまま
轟｢そんなことを考えてたから
バツが当たったのかもしんねぇな。って｣
轟君の言葉にひとまずはひと安心
いや、別によくはないんだけどね
もっと･･･、こう、踏み込みにくいことだったらどうしようかと思った
そんな落ち着きを見せる一人とは反対に
額に青筋を浮かべる彼は止まりそうもなく
爆豪｢俺が今からテメェの存在ごと浄化してやらぁ｣
緑谷｢かっちゃん！本気はまずいよ！｣
爆豪｢あ！？黙れくそデク｣
緑谷｢ダメだってええ！！｣
轟｢？？｣
このカオスな状況で
話し出した当人は一番流れを理解出来てないし
ｴﾝ｢何をそんなに騒いでるんだ？｣
緑谷｢ただの親睦会です！！！｣
戻ってきたお父さんに対してとっさに答えた彼は
一番の理解者であり、苦労人である。
303 椎名sideー会議編ー→←301 緑谷sideー3人組編ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Lin(プロフ) - ノエルさん» 返信遅くなってしまいすいません(><) 素敵なコメントありがとうございます！ たまにではありますが番外編を更新してきますので、ぜひ見て頂けたら嬉しいです！ (2021年6月21日 17時) (
レス) id: 202ff73bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル - 更新お疲れ様です。更新停止するということですが、番外編と言いいますか本ストーリーとは別で轟くんと主人公の物語が見たいです。もし可能でしたら更新停止の間によろしくお願いします。 (2021年5月31日 21時) (レス) id: c9969a1746 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - ノエルさん» お褒めのコメントありがとうございます！ 中々忙しなくて更新が進まず申し訳ないです(><) 少しづつにはなりますが完結を目指しているので、ノロマ更新ながらぜひ今後もお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2021年5月13日 3時) (レス) id: 202ff73bc8 (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - ボルボックスさん» コメントありがとうございます^^* 轟君かっこよすぎですよね！！はい、ご期待に添えるよう頑張ります！ (2021年5月13日 3時) (レス) id: 202ff73bc8 (このIDを非表示/違反報告)
ノエル - ここまできちんとストーリーが進んでいる作品はなかなか巡り会えず、更新されないのがとても残念です……。今後主人公ちゃんと轟くんがどのように進展していくのか、気になる作品です。どうか少しずつでも良いので更新されますように。 (2021年5月7日 8時) (レス) id: c9969a1746 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
