111 轟side ページ16
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彼女に押し切られて家にあがったものの
轟(本当に大丈夫なのか、これは)
同意してから知った一人暮らしという真実
つまりこの空間には二人きり
邪魔が入る心配もないわけで
『はいタオル』
轟｢あぁ、サンキュ｣
何かを試されてる気がしてならない
『乾燥機の使い方分かる？』
轟｢分からない｣
『言うと思った
中に入れといてくれればやるから。これ着といて』
下はさすがに無理があるから
軽い説明と共に渡された大きめなTシャツに身をくるむ
乾燥機をかけ終わって戻ってきた椎名が隣に座り
ソファに横並びになる俺たち
(気まづい。)
そう感じるのは俺だけなのか
ﾁﾗﾘと、隣を見れば普通にスマホをいじってる
暫くすれば目が合って不思議そうに傾げられる首
『麦茶嫌いだった？』
轟｢いや、嫌いじゃない｣
『そう』
それだけ一言言って
視線はまたスマートフォンへと
轟｢なぁ･･･『あ、麗日ちゃんから電話だ』･･･？」
『ごめん、ちょっと出るね』
言いかけた言葉は空を切り
続きを発せれないまま宙ぶらりん
(･･･何を言おうとしてんだ、俺は)
｢意識してないのか｣
なんて問うた所て返答は歴然
自分の気持ちが傷つくだけだと言うのに
『轟君？一緒だけど』
轟｢･･･？｣
『･･･？うん、分かった』
麗日《どーも！お邪魔しマース！》
自分の名前を呼ばれて現実に引き戻され
少ししてスマホから麗日の声が聞こえて
クラスメイトの姿が画面に写った
上鳴《はろーはろー》
芦戸《お二人さん帰るの早すぎぃ！》
耳郎《てか今どこにいんの？校内？》
『私の家』
「「え」」
さっきまでそういうことを気にしてたから
皆の驚きの意味がちゃんと分かる
そして
『･･････？』
椎名がそんなこと少しも想像してないことも
轟(なんか申し訳ない気分になる)
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?ミズクラゲ?(プロフ) - 尊さのあまり130話涙出るんだが…何回も読み返してます！更新停止になっちゃったのは悲しいですが、楽しみに待ってます！ (2021年11月9日 17時) (
レス) @page36 id: d5d19811bb (このIDを非表示/違反報告)
Lin(プロフ) - ナギサさん» コメントありがとうございます！！ もう暫く焦れったい期間は続くと思いますがお付き合いいただけると嬉しいです ^^ (2020年5月23日 14時) (レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ナギサ(プロフ) - 読んでてとても楽しいです。轟くん…頑張れ！ (2020年5月23日 8時) (レス) id: 0d12511f2e (このIDを非表示/違反報告)
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