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緑谷｢し、椎名さん｣
不安と安心がどろどろに入り交じったような
なんとも言えない声が私の名前を呼んだ
(よかった、無事で)
かなり吹っ飛ばしてしまったから心配してたけれど
デク君に視線をやれるほど今の私に余裕はない
唯斗｢･･････｣
木刀を突きつけられ
盛大に拳から血を流しつつも
楽しそうに右口角をあげる彼から視線を逸らしたら
一瞬にして狩られる姿が想像出来るから
唯斗｢あぁ、やっときた｣
『今すぐここから離れて相澤先生達の方に行って』
緑谷｢でも･･･！｣
『君達を巻き込んじゃう』
たった一撃であれだけの爆風がおきたんだ
それだけでもう根拠になるでしょう
場合によっては風で君達が切れる可能性もなくはない
『デク君、大丈夫。私は
緑谷｢！？｣
それが何を意味するのかは
さっきから気にしてる君も気づいているでしょう？
唯斗｢ガキとのお喋りはもうおーけぃ？｣
『そちらこそ手の怪我は大丈夫？』
「『･･････』」
同時だった
1度距離を取り。再び攻撃するタイミングも
素手と木刀
まるで無個性同士の戦いに見えるけど
素人が目で追える速度じゃない
一撃一撃がまるで爆弾みたいな威力で
両者共に譲らない攻防が続く
切島｢すげぇ･･･。｣
ほんの一瞬の隙だった
耳に届いた声に
｢まだ逃げていなかったのか｣
と、視線を変えてしまった隙
『･･････ｯ･･･』
彼の拳が頬を掠った
綺麗に横に入った筋から流れていく鮮血
唯斗｢やり合ってる最中に他事とは
いつからそんな正義感を持つようになったわけ？｣
『･･･喋ってると舌噛むよ』
唯斗｢ははっそりゃ心配どーも｣
お互い探りあいの時間が続いたけれど
ご生憎様こちらも悠長に過ごしている時間はない
オールマイトの限界が近づいているのだ
(早く決着をつけなきゃ･･･！)
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Lin(プロフ) - ぽんさん» めちゃめちゃ嬉しいコメントありがとうございますっ！！ ヒロアカにハマりすぎてスピード更新頑張ってるので楽しんでもらえていたら嬉しいです^^* (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 続きが気になるぅぅぅぅ…あ、初コメ失礼します(土下座)めっちゃ面白い作品に出会った…更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 20584b11a2 (このIDを非表示/違反報告)
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