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『違いが分からない。君にとってさっきの彼は？』
「幼馴染･･･、かな？
僕が無個性だからヒーローになれないって
すごいつっかかってくるんだけど
あんなんでもちゃんといい所もあって･･･！」
って初対面の人になんでこんなにベラベラと･･･！
『無個性でもヒーローってなれるの？』
「あ、」
勝手に盛り上がっていた熱が
すーって。冷めていくのを感じた
いいや。これが世間の正しい反応だ
彼女は何も可笑しいことなんて言っていない
「それは、僕にもまだ分からないけど･･･。
で、でも！前例がないってだけで！！
無個性でもヒーローになれる世界になるかもしれないし！
僕の小さい頃からの夢なんだ！！」
分かって貰おうとは思わない
僕が何を言った所で聞いて貰えないことは知ってるから
だからこんな説明したところで意味ないってのも分かってるけど
『自分のなりたい姿を常に明確に想像していなさい
それが尽きない限り人は日々成長し続ける』
「え？」
『ある人が言ってた。
でも、多分君は向いてないと思う』
「そ、それはどうして……？」
｢なんでそんな分かりきったことを｣
とでも言いたげな瞳が相も変わらず僕を見下ろす
ただ、さっきまでと違う所は
その目に冷たさが帯び始めた点だ
『みたまんまの全体的な筋肉量の低さ
だだでさえ無個性というハンデがあるのに
身体能力も低い･･･、って
幼い頃からヒーローに憧れてたくせに
今までどんな生活をしてきたの？
夢や理想を語る口だけは一丁前で
なんの努力もしていないような君に、人を守れる程の力があるようには思えない』
「･･････！？」
衝撃的な出会いだった
突然現れた彼女は淡々とした口調でそう言い放ち
僕の心に重しを残した
�爐修猟未蠅性�
やっと現実を受け入れた頃には
彼女の姿はもう路地裏から消えていて
その数日後
思わぬことから僕は個性を授かることになり
改めて彼女の言葉の意味に気付かされる
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Lin(プロフ) - ぽんさん» めちゃめちゃ嬉しいコメントありがとうございますっ！！ ヒロアカにハマりすぎてスピード更新頑張ってるので楽しんでもらえていたら嬉しいです^^* (2020年5月14日 3時) (
レス) id: 7cab0ad2aa (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 続きが気になるぅぅぅぅ…あ、初コメ失礼します(土下座)めっちゃ面白い作品に出会った…更新頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2020年5月13日 23時) (レス) id: 20584b11a2 (このIDを非表示/違反報告)
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