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抱きあげようとすればかなり威嚇されたものの、状況を理解したのか、少し大人しくなった。




ほんと頭いいんだな、ネコって。ペットショップとかのらしかみたいことないからなあ…




ポケットから鍵を取りだし、扉を開ける。




「ワン!ワンッ!」




「ニ"ァ?!」




「エマ!吠えちゃダメだよ」



案の定吠えた。




うちで飼ってる犬、チワワのエマちゃん。白いもふもふの毛で、チワワにしては少し大きい。太っている訳では無いんだけど……




「ニゥ……シャーッ!」




「ごめんねぇネコちゃん。早くお風呂場行こっか」




「……」




未だ警戒しているのか、毛は逆だっていた。




「ワンッ!ワン!グルルルル……ッ」




「はいはい。また後で遊んだるからねー」









風呂場について、床にネコをおろす。




「ニャー」




「やべ、制服のままだ……ちょっと待っててね、適当に着替えてくる」




流石に制服のまま洗うのは抵抗が……暴れちゃったら大変だし。




とりあえず適当なジャージにでも着替えるかと、風呂場の扉を閉めて部屋に向かった。

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作者名:Mimi | 作成日時:2023年2月16日 21時

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