病み上がり女子と青い出会い (ページ3)

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1話始まりページ3

？「今日外で鬼ごっこしようぜ！」

貴「前も鬼ごっこだったじゃんー今日はボール！」

公園に響く子供の声
そこにいるのは赤髪の少年と黒髪の少女だ

？「玉遊びで何やるんだよ」

貴「うーーん…ドリブル？」

？「ドリブルって聞いた事しかねぇーぞ」

無邪気な声、元気な声

嗚呼あの日々はいつから無くなってしまったのか…____。

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時は戻り【現在】

キーンコーンカーンコーン

4限目の終わりのチャイム…と同時に始まる騒ぎ
教室が1階だから、めちゃくちゃ目の前の乱闘だった。

貴「うるさー」

友1「もう恒例だよねー、てかAの幼馴染なんだよね？話さないの？」

給食の準備をしながら友達は私に話した

貴「あー、うん、うーん、自然消滅っ、的な？」

友1「あー……まっ、幼馴染ってそんなもんよね」

うんうん、と私は頷きながらご飯を食べる準備をした。

________目の前の喧嘩を見ながら。

そう、幼馴染…って呼んでいいのか

【桜木花道】

昔はよく遊んでいたが、今は不良で絡みずらくなり、喧嘩にあけくれる花道をただただ見てるだけの日々になった。

高宮「花道ぃー！これで何勝目だ！？」

大楠「えーっと、昨日が94勝目だから…」

水戸「95勝目だな」

野間「さすが！」

あの4人は花道の友達

名前は知らない

花道「ふーーっ」

そしてあの赤髪のリーゼントが桜木花道

血は出ているがかすり傷、相手は伸びている。

貴「強くなったんだな…。」

ボソッと窓を見ながら呟くと、たまたま目が合った

久しぶりの目だ…。とジーッと見てしまい

桜木「……(ﾌﾟｲ」

あっちがそっぽ向いた

貴「あ、逸らした……給食食べるか」

モグモグ……モグモグ

少しぼーっとしながら食べていると友1が話しかけてきた

友1「そーいえばさ、その桜木くん？昨日も女子に告って振られたらしいわよ」

貴「チャレンジ精神凄いよねぇ。尊敬するわ」

全く興味を示さず食べ続けた

すると、近くの席から花道の噂をする女子がいた

女1「私今日、桜木くんに放課後呼ばれてるのよねぇ。なんか怖いっ。」

男1「アイツも女子にまでは手ぇ出さねーだろ(笑)」

評判悪悪だな。ま、あの喧嘩っぷりとか見てると、そうなるわな。
小学生の時の欠片はあるのか…

まー、話す機会も無いし。

貴「いっか」

そのまま時間が過ぎ、あっという間に放課後

________しかしその帰り道、事件は起きた。