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「危ないから家まで送る。」
って。
大丈夫ですって断ったんだけど
「こんな夜中に女の子1人で歩かせられない。」
と、押し切られた。
公園からアパートまでの1分足らずの距離を先輩と並んで歩く。
「寒くないか?」
「大丈夫です。」
アパートの前で先輩に挨拶をした。
「送っていただいてありがとうございました。」
「今日、来てくれてありがとな。
さっき、Aが来てくれて律子と渉がテンション上がってるって言ったけど・・・
一番上がってるの・・・
俺かもしれない。」
「藤ヶ谷先輩……?」
先輩の方を見上げる。
まっすぐにこちらを見ている先輩の瞳に吸い込まれてしまいそう。
先輩が私の手の握り、
「ほら、冷たくなってる。
早く家入れ。おやすみ。」
手を離した先輩は私の頭を撫で優しく微笑んだ。
「お、おやすみなさい。」
心臓が止まるかと思った。
握られていた手に残るかすかな温もりを感じながら、帰って行く先輩の後姿をただ見つめていた。
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作者名:Pyon-co | 作成日時:2014年11月26日 23時