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「はい、いつものね。」
いつの間にかヨシさんがテーブルにビールを並べ始める。
「じゃ、お疲れさま!」
藤ヶ谷先輩の一言でビールグラスを持ち上げて乾杯する。
仕事終わりのビールって最高!
「仕事終わりのビールって最高だな!」
藤ヶ谷先輩がすごく幸せそうな顔してグラスを置く。
同じこと思ったんですけど、今。
「なんだよ、A。
オヤジっぽいとか思ってるんだろ。」
私の視線に気づいた藤ヶ谷先輩が言った。
「思ってないですよ!」
慌てて否定したけど、藤ヶ谷先輩こっち見てる。
「それか・・・
もしかして俺と同じこと思ってた?」
先輩たち、驚く私を見て笑ってる。
「図星かよ。
A、わかりやすいのな。」
藤ヶ谷先輩がまた意地悪そうな顔して笑う。
「だって、おいしいんですもん!」
藤ヶ谷先輩って人の心が読めるみたいだ。
あー恥ずかしい。
絶対からかわれてる!
でも・・・ちょっと嬉しい・・・?
しばらくすると料理が運ばれてきた。
「おまたせしました。」
運んできたのはヨシさんではなく、裕太くんと呼ばれた彼だった。
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作者名:Pyon-co | 作成日時:2014年11月26日 23時