淡い恋のはずだった

じゅうご ページ15

先にシャワー浴びてきてと言われ


1人でネコさんの家のお風呂にいる


こんな状況で平常心が保てる訳もなく


動揺してばっかり









金子「A、着替えここ置いとくから」



『えっあ、はい』





『これ、ネコさんのパーカーじゃん…』



なんで、ネコさんはこんなに私に優しくしくれるんだろう



一応、ケンカ中なのに。



…ちゃんと謝らないと





『……お風呂と服ありがとうございます』




金子「気にせんでええよ」






『あの、ネコさん』



金子「なに？」



『…この間は、すみませんでした、』





ちゃんと謝るって決めていたけど



声が震える





金子「俺の方こそ、ごめん
あんなに怒鳴って」




『いや、私が悪いんです』



金子「でも、俺もそんな怒ることやなかったし」



『でも…！』



金子「じゃあ、お互い様ってことでええ？笑」



『はい…笑』





肩の力がすっと抜けた





仲直り……


出来てよかった、







金子「ほんまは俺から謝ろうかと思うとったのに」




『えっ？』




金子「先越された笑」




『…それじぁ、私の勝ちですね』




金子「勝ち負けとかないやろ！笑」









金子「……やっぱりこうやって話せる方がええな」




『私もです……』









『ふあぁ』





金子「もう寝る？」



『そうですね、』



ネコさんとたくさん話していたらもう夜遅くなっていた


それはもちろん眠気も襲ってくるわけで



金子「ベットで寝てええよ」





そう、これが１番の問題だ



『いや、泊めさせてもらっているのに、ベットまで使うなんて…
ソファにでも寝ますんで！』



金子「遠慮せんでええよ
女の子にそんなんさせる訳ないやろ」



『だめです。ネコさんが使ってください』


金子「頑固やな笑」




『ネコさんこそ』



金子「…じゃあ、2人で使う？」


『えっいやそれは、』



金子「こうでもしないと、決着つかへんやろ」



『それはそうですけど…』









金子「狭ない？大丈夫？」



『大丈夫です、』




結局、私が折れて一緒に寝ることになった


というか、全然大丈夫じゃない


ベットはシングルベッドで寝返りをうてば体が触れてしまうくらい近い




心臓もたないよ…………

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