甘くて、日常。【男性声優】

雰囲気 ページ15

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〜15分後〜



神谷side




ハイボールの缶を持って頬を赤くしたAちゃんが、俺と孝宏の間にやってきた。


あーあー(笑)
こりゃもう結構酔ってるやつだ(笑)


さっきまであっちに座ってたから〜…
犯人は小野くんと中村くんか(笑)



「かみやさ〜ん」


んふふ〜と終始ほわほわしたオーラのAちゃんが俺の名前を呼びながら胡座をかいてる膝の上に頬杖をしてこっちを見ている。



ネコみたいだなぁ〜と思い頭を撫でると笑っている。なんだこの可愛い子は。



神「Aちゃん、あの二人に飲まされたの？」


あの二人と小野くんと中村くんを指しながらいうと


「そうなんでふよ〜」


と呂律も若干回らなくなってきてるから相当飲んでるな、こりゃ。


「でも気分はホクホクです！」


とキミはジャガイモなの？と言う様な可愛らしい発言に和む。あぁ、かわいい。



櫻「Aちゃ〜ん、餃子あるよ〜、あ〜ん」


「さくらいさん〜！あむっ」


櫻「んふ〜(笑)おいしい？(笑)」



「しあわせです！」


いつもなら恥ずかしがってあーんとかしないからこう言うAちゃんが酔っ払って気分が良い時は狙い目☆って孝宏が言ってたけど、こういうことか。




雰囲気がいつもの礼儀正しくて良い子からいい感じに崩れるからツボなんだよ。



かわいい。うん、かわいい。



神「にゃんこみたいだ。」



思わず口に出してしまった言葉に



「かみやさんが飼い主だと甘えちゃってグータラネコちゃんになっちゃいそうだすね〜」



「です」を「だす」って言い間違えたり、甘えちゃってとか言ったりして、なんかこうキュンってなるツボというかポイントを押さえてくる。



神「飼ってあげよっか？(笑)」




「んふふ〜(笑)ダメです〜(笑)」



うちにはワンコが入るのでと説得力のない顔で言われてもな〜(笑)





気がつくと梶くんのところに行ってて、
やっぱり気まぐれにゃんこじゃん。って思った。






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