甘くて、日常。【男性声優】

子供扱い ページ14

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全員が集まったところで、乾杯をしてそれぞれがお酒やおつまみを楽しんでいる。



私は手招きに従うがままに中村さんの左隣に座った。私の左隣には小野さん。



私の好みを把握してくれていて、中村さんは何の迷いも無くハイボールを注いでくれた。



小野さんも餃子を取り皿に取ってくれたりと、至れり尽くせりで申し訳ないばかりで。



ありがとうございます、と礼をすると二人とも優しい微笑みをくれる(笑)



中村さんのお酒も残り少なくなっていたから、そっと注いでおくと


中「ありがとな。」


と、頭をわしゃわしゃ撫でられ、



小野さんの取り皿に唐揚げやサラダを盛ると


小「Aちゃん、ありがと。」


と、頭をポンポンとされた。



「お二人とも私を子供扱いしてませんか？」


中「お前酒弱いから、ちょっと飲んだだけで赤くなって小さい子みたいでさ(笑)」


小「小さい体で頑張って俺のために唐揚げやら何やらって取ってくれてるのが可愛くて(笑)」



「やっぱり子供扱いしてるじゃないですか」



なんてこったい、26歳ですよ！

お子ちゃまじゃないんですから。


まあまあ、と言いながら宥めるように私のグラスにハイボールを足す中村さん。



「中村さんお酒飲ませるの上手ですよね、いつも気がつくと中村さんが注いでていつも気がつくと飲んじゃってますもん私。」



中「そりゃ酔ったAみたいし？いい飲みっぷりだからより飲ませたくなっちゃうよね。」



「それこの間木村さんにも言われました。」



どうも酔った私を先輩方は楽しんでいるらしい。(他人談)
酔うも気分がぱぁっとして、楽しかったのは覚えているのだけど、何していたかとか何言ったかとかを全く覚えてないタチの悪いタイプ。
でも、性格が荒くなるとかそういうのではなくて、年齢の壁が只々崩れていくらしい。(他人談)
失礼なこと言ってないかなあ…。



小「まあ飲みなよ。今日は皆買ってきたから沢山お酒あるよ。ほら、Aちゃんの好きな日本酒。」



「わあ！いただきます！」



あ、これ強いのかなあ。
一杯で頭がふわふわする。
んふふ(笑)おいしい(笑)


「これおいしいです〜」


中「美味いか(笑)おし、飲め飲め。」









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