【名探偵コナン】黒組織の愛され美女 (ページ15)

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ターゲット 13 ページ15

安室 side

〝お酒のせいにしませんか〟っと誘ってきたAは頬を染めて潤んだ目で見上げてくる。そんなのずるい。

ベットに行けば、キスしてっとせがんでくるものだから俺の理性もいつの間にかぶっ飛んでいた。

事後、スヤスヤと腕の上で寝るAは、改めて容姿端麗だと思う。

長いまつ毛に大きい目、そして白い肌に長い手足、ウエストなんて掴めそうなくらい細い。

これであのハーレーや、ジンが撃つような大きい銃を操作していると思うとなんだか信じられない。

気づけば朝になって、1人であたふたしながら服を着ようとするAが面白くてわざと腰に手を回したままにした。

そうすれば諦めたらしく、まじまじと見てくるものだから恥ずかしくなって引き寄せた。

俺が起きていると知ったあと、頬を膨らませて怒る彼女に〝惹かれている〟と言ってしまう。

しまった！！と思ったが、嘘だ嘘だと笑うからイラッとして組み敷けば当然の如く、目を丸くして驚いていた。俺自身にも驚いているが。笑

そっとキスをすれば、頬を赤くして今だ目を丸くしていた。

朝ごはんを作るために下に降りて、出来上がりかけた頃、ありがとうございますっと丈の短い制服のスカートをヒラヒラさせながら降りてきた。

そんな短くしてたら襲われるぞと思いながら、いただきますをする。

もぐもぐと頬張る彼女を微笑ましくおもう。
組織の時はこんな雰囲気が柔らかくないのになぁ…………うん？？組織？？

あ！！！そうだ依頼！！

すっかり忘れてた依頼の話をすれば案の定忘れていたらしく、めちゃくちゃ焦っていた。笑

きっと、ハニートラップだろうけど、俺としてみればして欲しくはない。
これに対してはジンとベルモットに同意見。

心配していると伝えれば、笑って私が〝私がそんなヘマをするとでも？〟なんて言う。

そうじゃないんだ。

……他の男に触れられたくないだけ。

いつの間にこんなに彼女に惹かれてしまっていたのだろう。

ｸｽｯと冷めたような光の宿ってない目で微笑みながら〝命などいまさら惜しくない〟と言う彼女に震えてしまった。

彼女が望むのならいつだって一緒に組織から抜けられる。

……きっと望んでいないだろうけど。