検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:11,259 hit

捜索68日目 ページ22

「はぁ」

「A大丈夫?」

「ごめん、大丈夫」

沙良には昨日お兄ちゃんが見つかったことを詳しく話した

驚いてたけど何かあったら協力してくれると言ってくれた

心強いし、嬉しかった

「ふぅ」

仕事に集中する

仕事に私情は関係ない

分かってるけど集中しきれていない自分がいる

「(大丈夫、ちゃんとすれば大丈夫だから.....)」

会社に迷惑をかけるのが一番最悪なこと

総務部の皆にも申し訳ない

二日も寝込んで休んで、集中できていない

凄く迷惑かけてるな......



「はぁ」

結局あまり集中できず、いつもより1時間も遅く帰る

「あれ?」

家の前に見知った顔の人が立っていたから私は走った

「A」

「お兄ちゃん、何しに来たの?」

まだ不倫のことは疑ってる

成瀬の話の方が正しいと思うけど私的には五分五分

「由愛はいるか?話をしたいんだ」

「由愛さんならいないよ」

「は、何で?」

知らないんだ

そうだよね

「倒れて病院で入院してる」

「どこか、悪いのか?」

「ストレス」

「え?」

「色々なストレスが溜まって倒れたの、お兄ちゃんと会った日に」

「そう、か......」

「お兄ちゃん、先に私から話があるの」

「わかった、大方予想はつく」

「そう、なら話が早いから楽」

元々の家主はお兄ちゃんだけど今家の留守を任されているのは私

「何してるの?」

奇妙な動きをしている

「よし」

何かをし終えたのは言葉を発した

「盗聴器がないから調べてたんだ」

「そっか」

私は椅子に座る

お兄ちゃんも私と向かいの椅子に座った

「単刀直入に言うね、お兄ちゃんはどこかに潜入してるの?」

それで同意すれば不倫じゃない

否定すれば不倫

どっち??

「........そうだ」

「そっか」

成瀬の考えが正しかった

私はでまかせを言ってたんだ

「お兄ちゃんごめん....」

すぐに謝った

凄く馬鹿なことをした

「誤解されても仕方ないんだ、何も言えなかったからな」

「何で今言ったの?疑われたから?」

「いや、潜入先を逮捕できて元の生活に戻れるようになったんだ」

「え」

衝撃の事実に耳を疑った

捜索69日目→←捜索67日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (14 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:恋愛 , 行方不明 , 女主   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:伊東と田中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Miku0417Mi1/  
作成日時:2019年10月8日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。