神子柴君とクラスの女子 ページ13
神子柴龍巳、及び幻想学園高等部二年A組男子は戦慄していた。
女子が楽しそうに話す中男子のみ青い顔をしていた。
特に神子柴龍巳、坂本有希は恐怖に戦いていた。
「これがいいかな?」
「いや!セーラーでしょ!!」
「たつみんには制服着せたいなぁ。」
これほど葛利の目が怖いと思った日はないだろう。
神子柴は半ば諦めていた。
「やばいよ龍巳…何?女装喫茶って。」
「女装は演劇部でさせられるだけで充分だっつの…」
「え?」
「くそ…当日休めねぇしなぁ。」
「龍巳?え?何え?」
意味が分からないと言いたげな有希を無視し外を見る。
丁度B組が体育の授業をやっているところだ。
短距離らしく狐井がぶっちぎりで一位だ。
皇は制服のままだ、見学なのだろう。
「たーつーみん!」
「う゛、何…」
葛利が紙を突き出してくる。
そこには女物の服(コスプレ)がずらりと書かれていた。
「選んで!」
「あー…俺ご期待に添えないと思うっつーか…」
「え?何か言った?」
「嗚呼、いや…その…」
葛利の前でこんなたじたじな神子柴は初めて見たと有希は笑いそうになった。
「坂本君も選んで。」
「えっ、」
笑いそうになったのが一気に冷めた。
神子柴は外を見る気力もない。
「ね?ホラ!」
「…強いて言えば…これ。」
「どれでも…あっ、これがいい。」
同時に指を指した、しかも同じ物。
シャツに学校指定のスカートという楽そうな格好。
まだマシな方だと思ったが二人これは絶対駄目だ。
「じゃんけんだねー。」
「じゃんけんで決めるの!?」
神子柴は既にやる気を見せている。
(譲ってくれても良いのに…)
仕方なくじゃんけんをすると勝ったのは有希だった。
「やったー!!」
「クソッ!!」
一方女子は…
「たつみん負けたよ−。」
「よっしゃぁ!」
「セーラーが良いよー。」
「着物!着物でしょ!!」
阿鼻叫喚していた。
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龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで!待っててね!!それまでにお仕事見つけてね!!!!!! (2017年1月10日 21時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ!!!素敵ウワアアアアめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 【 】nanashiさん» は?何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる!津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。
作成日時:2016年11月18日 19時