検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:3,684 hit

神子柴君とゲーム部in神子柴君ん家 ページ12

神子柴龍巳は一同に話を聞かせた後に自宅へと案内した。

薄暗い住宅地に神子柴の家はあった。

赤茶色の煉瓦で出来た少し古めの一軒家だった。


「ここに住んでんの?」

「うん。」

「一人で?」

「アストと。」


神子柴はポケットを探り鍵を取り出した。


「俺ら寮住まいだもんなぁ。」

「私神子柴の家には何回か来たことあるわ。」


中は至って普通の家だった。

拍子抜けしたように響香は緊張を解いた。


「こっち、お前等あんまジロジロ見んじゃねぇよ。」

「神子柴ー!これやっていい!?」

「花澤、はしゃぐな、こっち来い。」


まるで犬と飼い主のようだ有希は思ったが口には出さなかった。

神子柴と響香は何処で知り合ったかも不明でゲーム部では七不思議とされている。

そして七不思議の一つになり損ねた『神子柴ん家』。

遂に全貌が…!と、思っていたが意外に普通過ぎて全員神子柴を冷めた目で見ていた。

其れを無視し神子柴は私室のドアを開けた。


「ここが俺の部屋だ、元々物置だった所を改造してな。」

「すげぇ!!」


緋夜が本棚を物色し始めた。

それに気が付いた神子柴は緋夜の肩を叩き聞いた。


「皇、何してんだ?」

「お宝探し。」

「お前の探してる物ならねぇぞ。」

「はぁ?それでも男かよ。」

「男だよ死ね。」


(あまり長居はさせられねぇな…)


ここにはもう一人の住人が居るのだ。

彼女が帰ってくる前にどうしても帰したかった。

神子柴が本棚にあった本を押すと本棚が動いた。


「えっ、何これ?」

「何これ!?スッゲー!」

「お前ん家やばくない?」

「部長、やりすぎです。」


阿鼻叫喚する有象無象を睨み付け電気を付ける。

地下へ続く階段が続いており、神子柴はずかずかと降りていく。

四人も神子柴について行く。


「…ここだ。」


少し広めの地下。

其処は本で埋め尽くされていた。


「お前等はここで見た事を秘密にする校則で縛られている。」

「神子柴、あんた…」

「公然の秘密、だ。お前等に見せたい物がある。」


神子柴は奥へ続く扉に手をかけた。

神子柴君とクラスの女子→←神子柴君と花澤響香とゲーム部



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

龍巳@キチガイ - 睡眠酸素さん» じゃあ次のキャラデザ要求いつかしますんで!待っててね!!それまでにお仕事見つけてね!!!!!! (2017年1月10日 21時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
睡眠酸素 - oh…イメージ通り過ぎて逆に怖いっていうかすげぇええええ!!!素敵ウワアアアアめっちゃ楽しみってか次の小説も出たい! (2017年1月9日 22時) (レス) id: 397257de9d (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 【 】nanashiさん» は?何言ってんすか名無しさん文才まじください (2016年12月18日 19時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)
【 】nanashi(プロフ) - 龍巳@キチガイさん» やばい、自分がこの中にいる!津原から聞いてるけどまさかこれ程とは、文才ください。 (2016年12月16日 16時) (レス) id: 1572cb3dd0 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - みるくらいす(紅茶10%)さん» 絵描いてー (2016年12月15日 20時) (レス) id: 7edea2d573 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。  
作成日時:2016年11月18日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。