氷の森の危機 ページ22
エライサside
エライサ「意外と寒いな...。」
3日前。私はNRCを離れ、氷雪の大地に帰国した。そこから2日雪の街で過ごし、今は氷の森の中にいる。中、と言ってもまだ入ったばかりなのでまだ入り口付近だろう。
エライサ「はぁ...、相変わらず自然豊かだこと。」
目の前に生い茂る草や木から垂れるつるを掻き分けながら進んでいく。
その時、
？？「久しぶりね。エライサ。」
頭上から声が降ってくる。特徴のある猫なで声で私は声の持ち主が手紙の差出人であると気づいた。
エライサ「久しぶり、ブルーナ。ドレスきてる時は木に昇らない方がいいよって何回も言ったと思うんだけど。」
腕を組みため息をつく。そんな私を見下ろし彼女はニコリと笑う。
ブルーナ「そういうの気にしたって意味ないわよぉ。ここにいるのはほとんどが動物なんだから。」
別にいいけど、とまたため息をつき、彼女に降りてこいと手招きをする。ふわっと広がったドレスに日が差していて、なんだか美しいと思ってしまった。
ブルーナ「...。やっぱり、その見た目慣れないわ。」
笑顔を崩し顔をしかめるブルーナ。一瞬なんのことか戸惑ったが、すぐにそれが男の姿のことであると察した。
エライサ「しょうがないでしょ。男子校に通ってたんだから。」
しょうがないなぁ、とマジカルペンを取りだし魔法薬の効果をとく。みるみる体が縮み、ボディラインが丸くなって髪の毛が背中の辺りまで伸びていく。
ブルーナ「そうそう。その感じ。これで安心できるねぇ。みんなも、見慣れ無さすぎてちょっと警戒してたから。」
ニコニコと笑うブルーナに私は複雑な気持ちになる。
エライサ「で？手紙のことだけど。どういうことかもっと詳しく説明してくれない？」
スっと先程までの笑顔が嘘のように真顔になった彼女見て、思ったより厳しい状況なのかもしれないとはかり知った。
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みかん(プロフ) - 零さん» ありがとうございます🙏🏻受験生なので少しずつ更新していくつもりです！コメントが励みになるのでありがたいです💓 (2022年8月7日 0時) (
レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 三日月夜桜さん» ありがとうございます🙇♀️そう言っていただけて嬉しいです。なるべく早く更新できるように頑張ります💪💪 (2022年7月4日 20時) (レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
三日月夜桜 - 面白かったです。次の更新楽しみに待ってます。頑張ってください。応援してます。 (2022年7月4日 18時) (レス) @page21 id: d397310001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2021年7月26日 10時
