プラン ページ21
後日、私たちはまた鏡の間に集まっていた。
アズール「...ということで、スケジュールは確認できましたか？氷雪の大地は今冬ですので、寒いですからね。しっかりと防寒対策をしてください。それから、氷の森には絶対入らないでください。あの森はかなり危険なようなので。」
アズール先輩が手元の資料を読み上げる。資料はとてもよくまとまっていて見やすいしわかりやすい。あのグリムでもわかるほどだ。
私たちは1週間後に氷雪の大地へ課外授業をしに行く。鏡の間から氷雪の大地に移動し、王宮を訪問、王子に挨拶をし、インタビューをする。王子へのインタビューが終わったら街を見学(という名の観光)をし、また学園に帰ってくる、という予定だ。ただの学生が王子にインタビューなんてしていいのか、という質問があがったが、王子はRSAの生徒で、同じ学生として〜とかなんとか言ってインタビューを了承してくれたそうだ。とリドル先輩が答えていた。
アズール「皆さん、わかりましたか？」
アズール先輩の質問に参加者は首を縦に振るなり、声を出すなりしてこたえている。どうやら全員賛成のようだ。
ヴィル「みんな賛成みたいね。じゃあこれで会議を終わるわ。それぞれ1週間後に向けて準備を進めてちょうだい。」
「了解」と言うとみんなぞろぞろ帰って行った。残った私は隣にいたアズール先輩に声をかける。
ユウ「アズール先輩の資料、とっても分かりやすかったです！」
突然の褒め言葉に驚いたのか先輩は目を少し見開いた。が、すぐに目を細め得意げな顔になり、
アズール「当然です！私がまとめたんですから！」
ユウ「確かに！さすが先輩ですね。」
アズール「そ、そうでしょう！」
少しアズール先輩の顔が紅い気がした。...暑いのかな。
アズール「では、私はこれで。」
そういうと先輩は鏡の間から出ていった。私もエース達と先に出ていったグリムを追いかけなくちゃ。放っておくと何するか分からないんだから。そう思い駆け足で寮に戻った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 92人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかん(プロフ) - 零さん» ありがとうございます🙏🏻受験生なので少しずつ更新していくつもりです！コメントが励みになるのでありがたいです💓 (2022年8月7日 0時) (
レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 三日月夜桜さん» ありがとうございます🙇♀️そう言っていただけて嬉しいです。なるべく早く更新できるように頑張ります💪💪 (2022年7月4日 20時) (レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
三日月夜桜 - 面白かったです。次の更新楽しみに待ってます。頑張ってください。応援してます。 (2022年7月4日 18時) (レス) @page21 id: d397310001 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みかん | 作成日時：2021年7月26日 10時
