眠り姫と一緒に ページ11
厩舎に入ったところで、奥の方に誰かいることに気づいた。
エライサ『シルバー？』
シルバー『エライサ先輩...？』
遅かったですね、とこちらを向くシルバー。
エライサ『ごめん。ちょっと色々あって...。』
バツが悪くなって彼から目線を外す。顔がいいな、全く。
シルバー『怒っているわけじゃありません。ただ、』
シルバー『エライサ先輩は馬たちに懐かれています。だからいつまでも来ないと、馬たちが心配すると思ったんです。』
愛しそうな目で馬を見つめるシルバー。
エライサ『そっか。そう思われているなら嬉しいな。』
私はニコッと笑った。その笑みにつられて、シルバーも『きっとそうですよ。』と微笑んだ。
馬の世話を一通り終えた頃、他の部員たちは馬に乗って走り出していた。
エライサ『俺達もそろそろ走ろうか。』
シルバー『そうですね。』
自分の愛馬の顔に手を添える。
エライサ『一緒に走ってくれる？』
こくり、と頷く私の愛馬。ひょいっ と私は愛馬の背に飛び乗った。
エライサ『よし、いけ！』
ぐいっと手綱を引く。すると私の愛馬...キャロラインは走り出した。
馬に乗っていると、故郷のことを思い出す。よくこうしてみんなと一緒に馬に乗って走ったなとか。故郷ではこんなことしてたな、とか。
ひと通り走り終えて私は愛馬を厩舎に帰していた。
パカラッパカラッ
エライサ『リドルくんのフォームはいつ見ても綺麗だな...。』
さすが赤の女王と言ったところか。
エライサ『俺達もああなれるといいね。』
キャロライン『ヒヒーン！』
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みかん(プロフ) - 零さん» ありがとうございます🙏🏻受験生なので少しずつ更新していくつもりです！コメントが励みになるのでありがたいです💓 (2022年8月7日 0時) (
レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - 続きが速く見たいです (2022年8月6日 22時) (レス) @page22 id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 三日月夜桜さん» ありがとうございます🙇♀️そう言っていただけて嬉しいです。なるべく早く更新できるように頑張ります💪💪 (2022年7月4日 20時) (レス) id: 334a07b26c (このIDを非表示/違反報告)
三日月夜桜 - 面白かったです。次の更新楽しみに待ってます。頑張ってください。応援してます。 (2022年7月4日 18時) (レス) @page21 id: d397310001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2021年7月26日 10時
