協力者が必要 ページ5
慣れないものだから時間がかかっていた。
「おいっ!もっと早くやれよ!」
「ねぇ、若武!
彩ちゃん一生懸命やってるの分かんないの?」
「じゃあお前がやれよ。」
「待てないんだったら、外出てれば?」
「静かに待とうぜ。」
皆、広い目で見てくれている。
「ごめん、俺短気だから許せよな。」
若武は、謝ってくれた。
「大丈夫だよ。」
「じゃ、一生懸命早くやれよな!」
あ、はは……頑張ります…
「あっ!!塗料の名前がわかったよ!」
すると、私を褒めてくれる言葉ばかり出てきた。
嬉しいな。
「よし、じゃあ俺はこの塗料の車を持っている家庭を探す。
すぐ終わると思うから今やって良いか?
若武。」
「よしっ、許可するからやってこい!」
嘘っ。
車の持ち主そんなに簡単に見つかるの?!
すると、本当にすぐに帰ってきた。
「この車を隣町で持っているのは一家庭だけだ。
ここのやつは働いていない男の人が1人。
家族は海外に居る。
何でも出来る状態だと思わないか?」
そんな黒木君の言葉に、Aちゃんはビクッとしていた。
どうしたんだろう。
「ん、やり放題だよ。」
「コンビニ強盗なんてお手の物だろ。」
小塚君と上杉君の言葉に
黒木君はニヤっと笑って、こう言った。
「そこで、Aと立花のお兄さんに
お願いがあるんだけど、良いかな。」
えっ…お兄ちゃん?
あんまり関係が上手くいってないんだよね…
断りたいんだけど、皆が頑張ってるんだから私にやれるだけの事はやろう…かな。
「えっ。あぁ〜、ね…
うん、えー。むむ…ま、いいか。」
Aちゃんは、すごく悩んでいた。
「うん、私も何とかしてみるよ。」
「ありがとう。
Aは猫好きのお兄さん連れてきてね。」
「ん?お、おけ…
(や〜、あの人1番連れてきちゃダメだよ!?
なぜ猫好きっ!?)」
Aちゃんが百面相をしていた。
「よし、じゃあ解散だ!
土曜の明日、13時に駅前な!」
『りょーかい』
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作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年3月16日 20時