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ユーレイ事件…? ページ36

でも、いつもより少し若武の表情が違っていることに気付いた。



「喜べっ!

遂に大事件が持ち込まれたぞ。


記念すべき我らの初仕事だ!」




皆、震え上がっていた。


楽しみだもんね。


ふっふっふっ。



でも、今まで変な依頼ばっかじゃなかったっけ。


プラモ作って欲しいとか、迷子の犬探せ、とか。



ロクなの無かったよね。



しかも最低賃金以下で。

小遣いにもなりゃしないよ。



「どんな仕事?」



アーヤは興味津々に身を乗り出していた。

分かる分かる、その気持ち。



乗り気なアーヤに対して、
若武は待ってましたと言わんばかりに身構えた。



「秀明の図書室、知ってるだろ。」



あぁ、2階の廊下の突き当たりにある図書室。



狭くて、蔵書が少ないから行かないけど。



それに本は自分で買って読みたい。


新しい本の匂いって、大好きだもん。


「図書室に幽霊(ユーレイ)でも出るのか。」



揶揄うように言った黒木の頭を、
若武はポカッと叩いた。



「真面目に聞けよ。

図書室の本に関する事件なんだ。」



その言葉で私達は一気にテンションダウン。



だって…規模が小さいし、スリルがない。


プラモと同等だよ。




「おい若武。

それの一体どこが大事件なんだ?」




上杉がため息混じりに言う。




若武は人差し指を立てて、下から上に振りかざした。




「俺の勘さ。


間違いないね。」





瞳をキラッと光らせて、随分と自信満々に言うけどさ。




大丈夫なのか……?




私の不満気な表情を汲み取ったのか、
言い訳するように若武は口を開いた。

イジりかイジメか→←ド偏見は捨てようか



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設定タグ:探偵チームKZ , おそ松さん , 夢主   
作品ジャンル:ギャグ
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作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年3月16日 20時

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