アーヤ呼び開始っ! ページ30
「アーヤ……良いなっ!
黒木!」
若武がいきなり叫んだ。
「良いニックネームだね、アーヤ。」
小塚もニコッと笑う。
無論、私もアーヤと呼びたい。
「アーヤって呼んでいいっ?」
「う……ん……皆良いよ……」
「よしっ、アーヤも皆も聞いてくれ!」
早速若武が使っていた。
目がキラッキラ輝いていて、ソコソコ
カッコよかった。
なんか悔しい。←
く…ク…苦…ニガイッ(?)…
「なぁ、俺達で事件を解決しただろ?
だから探偵チームを作ろうと思うんだ!」
良いなっ!
とすぐさま言いたかった私を遮ったのは上杉。
「いきなりすぎんだろ。
俺達受験生なんだぞバカ武。」
しかめっ面をして、否定する上杉。
堅い奴。
「でも、楽しそうだね。」
意外や意外。
黒木が真っ先に若武の肩を持った。
「ん、今回の事件解決するの楽しかったもの。
僕もこのメンバーで探偵チーム作ったら充実すると思うな。」
柔らかな笑顔を浮かべながら小塚も若武に賛成した。
「私も賛成っ!絶対楽しいもん!
皆となら何だって出来る気がする!」
私はすぐさま全力肯定したよ?
だってこんなに楽しい事を
終わりにしたくないじゃん。
そんな私達を見て、
若武は勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
「多数決だ。
抜けたいんなら抜けても良いぜ。」
これ、明らかに抜けられない状況だよね。
狙ってんなコイツ。
「私も、やりたいな。」
少し照れてはいるが、
嬉しそうにアーヤは言った。
その笑顔反則だよぉぉお!
「わーったよ!やればいいんだろ!
ただし、勉強時間の確保はさせてくれよな。」
アーヤに見とれていたところ、
上杉が折れた。
そんな上杉に、小塚が同情する。
「本当に。若武って人使い荒いんだもの。
僕が若武と友達になった事を後悔する程、
こき使うのはやめて欲しい。」
「約束は守るさ。じゃあ探偵チーム結成だな!」
「名前とか決めるの?」
カッコイイ名前がいいな。
なんてワクワクしている。
6人…VI人…
美少年少女秀才チームっ!!!←
それがダメなら…何にしようかなぁ。
17人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年3月16日 20時