さんわ！ ページ5
貴方side
仁「そういえばAさん、この前延期になっていた皇天馬さんとの共演ドラマ、今週中に撮るらしいですよ」
貴「へぇ…」
仁「なんだか興味なさそうですけど…」
貴「そんなことないよ。ただ、いろんなことがあったなって思ってただけ。」
仁「……」
重い空気が流れ始める。
そんな空気にしたのは俺が原因だから、急いで話題を変える。
貴「そのドラマってさ、仁の好きな探偵ものなんでしょ？」
仁「はい！そうなんです！」
おお…食いつきすごいな…
若干引いた←
仁「小説からドラマ化したものなんですけどね、普通じゃありえない展開というか！そうきたかというような展開が盛りだくさんで、飽きないし大ヒットしてもおかしくない作品なんですよ！！特に相棒のキャラはすごくいい役割を果たしてですね…」
あ、やべ。
スイッチ入った仁は結構めんどくさいんだよな…
まぁいいか。楽しそうだし。
仁が満足するまで俺は話を聞いた。
ーーーーーーーーー
今日は、天馬と共演するドラマの撮影日だ。
俺の役は探偵の相棒役。
ちなみに天馬はその探偵役だ。
主に出てくる天馬の役の探偵は、この物語の主人公でもある。
監督やスタッフに挨拶をし、共演する人にも挨拶をする。
挨拶大事。
貴「今日はよろしくお願いします。」
「あぁ。よろしくね」
彼はいろんな有名なドラマに出演したことがある、天馬にとって先輩にあたる人だ。
年齢は二十代。色気が溢れ出す系のイケメン。
恋愛系に出ることも多く、ファンは女性がほとんどだ。
「いやー、近くで見ると本当にかわいいね。」
貴「あはは、ありがとうございます。」
男にかわいいと言われても嬉しくねぇよ。
「食べちゃいたいくらいだ」
急に耳元で囁かれ、腰を撫でられる。
え、何これ…怖…。
あの感覚と似てる…
『我らが姫君…』
『これは…僕が消毒する必要があるようですね…』
貴「っ！！！」
次の瞬間、俺から手が離れた。
天「何してるんですか、先輩。」
いや、正確には天馬が手首を掴んでいるのだ。
貴「天…馬……」
「いやだなぁ、そんな怖い顔しちゃって。かわいい後輩をからかっただけだよ」
だから離して？天馬くん？
天馬は悔しそうな顔をして手首を離し、それを確認して、じゃ、俺は行くからと手を振って去っていった。
離れたというのに、震えが止まらない
止まれと何度も思っているのに
天「A…」
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紅水(プロフ) - 、さん» すみません。オリジナルフラグ外しました。報告ありがとうございますm(_ _)m (2018年8月5日 19時) (
レス) id: db88f54bfa (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年8月5日 19時) (レス) id: a8360c3871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華紅 | 作成日時：2018年8月5日 18時
