営 業 開 始〜Meeting place〜《 2 》

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…何？

そんな事思わなくたってわかる。


目の前の硬い胸板、

背中にまわってる長くて骨っぽい腕、

ふんわり香る甘い匂い、



…私今、涼太君に抱き締められてる。




…すごく暖かい


なぜだかわからないけど、私すごく冷静だ

なんでだろう。

ただただ、今はこの状況に安心してしまっている私がいる




　




　

　「涼太君？」


涼太「…A」




そうやって私を呼ぶ少し掠れた声が上から降ってくる

そして、苦しいくらいにぎゅっと強く抱き締められる



どうして、抱き締めるの、

どうして、そんな切ない声で私を呼ぶの？



　
　







涼太「…俺にしなよ」


　「え？」


涼太「俺ならAにそんな顔させない」

涼太「いつでも会いに行くし、毎日笑わせるし、幸せにするよ」



　「……どうしたの？」


涼太「A」









　




　

　
　
　
　



　

　
涼太「…大好き」

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