営 業 開 始〜Meeting place〜《 2 》

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隼「さーてさて、どこ行きましょか」


　「うーん、パンフレット見よっか」




地図の側に立ててあるパンフレットを1枚拝借して､、

おっきいショッピングモールなだけあってこれがもう、分厚い

どういう風に開いて、どこ見たら良いかわかんない､、




　「どこ行く？ 雑貨屋さん？アクセサリー屋さんとか？」


隼「んー、アクセサリーショップ覗いてみようか」




えーっと、アクセサリー…、お、発見



　「どのお店にする？」

　
隼「ん？」



……



　「いたっ」

隼「いてっ、ごめんごめん笑笑」



二人で同時にパンフレットを覗いたせいで隼と頭が当たってしまった


…どうしよ、うるさい。 心臓がうるさい
　
隼とこんなに近づいたのは初めてだ…

思えば、触れる事が初めてかも。


一瞬だけ近くで見た、綺麗な金髪が肌が優しい瞳が、鼻をくすぐった

香水の香りが私の心臓をうるさくさせて、鳴りやまない



隼の様子を伺ってみると、当たった部分を押さえて「ごめん」を連呼しながら笑ってる

ちっとも面白くないのに。私はこんなにドキドキしてるのに。





隼「大丈夫？痛くない？」

　
　「うん、大丈夫。」




…油断するとまたこういう事言ってくる

なんで、そんなに優しい事言ってくるんだよ、ばかやろー

キュンキュンしちゃうじゃんかよー！





隼「んー、じゃあ、まずここ行こっか」


　「うん、」


隼「どうしたの、顔赤いけど、暑い？」


　「…ばか」


隼「え⁉ なんで、なんで？」







…なんで私は、天然で鈍感で失礼なピッグ君を嫌いになれないんだろ

なれたら、こんな苦労してないか

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