ゞ ページ5
グルッペンはAを捕まえようと腕をふりかざすが、持ち前の身体能力でひらりと躱し廊下に出た。
Gr「おいっ！さすがにその姿見られるのはあかんやろ！」
慌ててAを追いかけ、その腕を掴もうと手を伸ばせば、Aは急停止してグルッペンの胸ぐらを掴むと一本背負いをして転ばせた。
Gr「ぐおっ！」
『ごめんグルッペン！』
Gr「いってて…」
そう言いながら起き上がると、すぐ近くのダクトの蓋がｶﾞｧﾝｯと開いて、中から誰かが飛び出してきた。
Gr「あれは…」
その影はあっという間にAとの距離を詰めると後ろからAを拘束し、口を塞いだ。
Zm「つーかまえた！はよ人目につかんところ移動するぞ。グルッペンも来るよな？」
『！？』
Gr「あぁ、もちろん。」
『っちょ、』
Zm「はいはい、大人しくしててな。」
傍にあったゾムの部屋に連れていかれ、広めのベッドに下ろされるとにやりと2人してAを見下ろす。
Zm「んふふ〜…これなーんだ♪」
『！』
ゾムが出したのはいわゆる猫じゃらしであり、それを見たAはぴくりと耳を動かす。それを目の前でふよふよと漂わせれば、ぐわっとAが捕まえようと手をふりかざした。
Zm「ははっ！すげー！」
Gr「ふむふむ…普通の猫とそんなに生態は変わらんようだな…そしてゾム、お前が仕組んだ事ならば、心から礼を言うぞ。俺にも貸してくれ。」
Zm「ほい。」
『お前ら楽しんでるだろっ！…んみゅ…えいっ！』
Gr「おお、すごい。」
本能に抗えずぴょこぴょこと猫じゃらしを掴むため2人の間を動き回っていると、ゾムが腰に手を回して引き寄せた。
Zm「猫じゃらし飽きた。次はこっちを頂こか。」
『えっ』
Gr「それはいい。ゾムは後ろからでいいか？」
Zm「りょーかい。」
『！？』
戸惑い暴れるAをゾムは見据えるとつつっとしっぽの付け根をなぞったすると途端にぞわぞわとした感覚が駆け巡り、Aはびくりと体を震わせる。
Zm「おーおー大人しくなったな。猫の性感帯はしっぽの付け根らしいから。いーい反応するやんけ。」
『は、おま、んぅっ！』
Gr「ほらほらこっちにも集中しろよ？」
『あ、うぅ…(ｺﾞﾛｺﾞﾛ』
Gr「可愛いなぁ…体がいつもより素直で俺は嬉しいゾ。」
にやにやと笑いながら撫でる2人の顔はAの羞恥心を無差別に煽る。やめろと言っても聞かないから、Aはもう半ば諦めたようになってしまう。
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まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！！いや、もう、ほんとにノアさんの物語の完結させ方が大好きすぎます！やばい！好き！（語彙力）夢主ちゃんもドタイプですし、最高です！お疲れ様でした、ありがとうございました！ (2020年10月14日 20時) (
レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
漣@音ゲー民(プロフ) - 完結おめでとうございます！初期から楽しく見させていただき、日々更新を楽しみにしていた癒しの作品が完結となると…寂しくなりますね（笑）何はともあれ大好きなハピエンで嬉しいです。素敵な作品ありがとうございました！！！！ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2c758a340b (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！連載当初から興味を持ちどんな展開になるのだろうと思いながら読まさせて頂きました！素敵な作品を書いてくださりありがとうございます！！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: 811a4cfa4f (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後までとても楽しく読まさせて頂きました！ハラハラする場面も多くドキドキしましたがハッピーエンドで終わって良かったです！長い間お疲れ様でした！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: 045f50c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - Ｒさん» ありがとうございます！寂しい…ですか？そう言っていただけるとは嬉しいです！ぜひぜひ何度も読み返しちゃってくださいね！ (2020年10月13日 21時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
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