ゞ ページ15
俺がトントンのくれた上着を羽織ると、
Tn「ま、まぁとりあえず…なにか飲むか？飲みたいならエミさんとこ行ってこい。」
『うん。上着ありがと。』
お礼を言って、エミさんたちの所に足を運ぶ。そこには他にもオスマン、兄さんがいた。
Os「あ、Aちゃん大丈夫？溺れかけたみたいやけど。」
『平気だ。チーノが助けてくれたから。』
Ni「あいつ背が高くてよかったな。」
Em「えぇ本当に。それより…Aさん、何か飲みに来たんですか？」
『うん。』
そう言ってエミさんに差し出されたメニューを見ると、お酒ばかりで少し戸惑ってしまう。やはりこういう所は大人の利用客が多いことがわかった。
『うーん…あ、これください。』
「かしこまりました。」
よく探すと端の方にジュースのメニューがあったので、自分の好きな飲み物を頼めば、バーのお兄さんがすぐに持ってきてくれた。ちうちうと飲むと、疲れた体に水分が染みる。
『…そういえば泳がないの？』
Ni「性にあわないんや。」
Os「わざわざ疲れに行くのは嫌だしねぇ…」
Em「私は泳ぐのは苦手なので…」
『なるほどね。でもせっかく来たんだから浸かるくらいすればいいのに。ぱしゃぱしゃするだけでも…』
そう促すと、オスマンは少し考え込んで、
Os「…なら、Aちゃんが付き合ってくれるなら入るよ。」
『お安い御用だ。でも、これ飲み干してからにするな。』
Em「そうですね。準備ができたらお呼びください。」
『はーい。』
約束にこぎつけると、俺はグラスを持ちながらプールの縁へと向かい、そこに腰を下ろした。脚は水中に入れてちゃぽちゃぽともてあそぶ。遠目にゾムたちが遊んでいるのを見ていると、足元に影が見えて、
Sha「ばぁっ！」
と、シャオロンが中から飛び出してきた。
『あ、シャオロン。』
Sha「体調は大丈夫か？」
『だから大丈夫だって。水少し飲んだくらい。』
Sha「ならええよ。」
シャオロンは俺の膝に腕を乗せて組むと、そこに自分の顔をのせて俺を見上げてきた。精悍な顔立ちがよく見える。
Sha「な、それ何？」
『ん？あぁこれか。あそこのバーで貰ってきた。ジュースだけど…飲む？』
Sha「お、ええんか？なら遠慮なく。」
そしてグラスを差し出そうとすると、それを退けられシャオロンは唇を重ねてきた。そして唇をべろりの舐めて俺を見ると不敵に笑う。
Sha「にひ、ご馳走さん♪」
『…ずるい。』
初めからそのつもりで来たろこいつ。
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まつり(プロフ) - 完結おめでとうございます！！いや、もう、ほんとにノアさんの物語の完結させ方が大好きすぎます！やばい！好き！（語彙力）夢主ちゃんもドタイプですし、最高です！お疲れ様でした、ありがとうございました！ (2020年10月14日 20時) (
レス) id: 83f48e582b (このIDを非表示/違反報告)
漣@音ゲー民(プロフ) - 完結おめでとうございます！初期から楽しく見させていただき、日々更新を楽しみにしていた癒しの作品が完結となると…寂しくなりますね（笑）何はともあれ大好きなハピエンで嬉しいです。素敵な作品ありがとうございました！！！！ (2020年10月14日 16時) (レス) id: 2c758a340b (このIDを非表示/違反報告)
ふわ(プロフ) - 完結おめでとうございます！！連載当初から興味を持ちどんな展開になるのだろうと思いながら読まさせて頂きました！素敵な作品を書いてくださりありがとうございます！！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: 811a4cfa4f (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - 完結おめでとうございます！最初から最後までとても楽しく読まさせて頂きました！ハラハラする場面も多くドキドキしましたがハッピーエンドで終わって良かったです！長い間お疲れ様でした！ (2020年10月13日 23時) (レス) id: 045f50c8f8 (このIDを非表示/違反報告)
ノア(プロフ) - Ｒさん» ありがとうございます！寂しい…ですか？そう言っていただけるとは嬉しいです！ぜひぜひ何度も読み返しちゃってくださいね！ (2020年10月13日 21時) (レス) id: c0349a147b (このIDを非表示/違反報告)
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