三番隊副隊長の無口美女は…？？

第56話 ページ13

「あの、さ」


十「…あ？なんだ？」









今起きている状況が現実のものとは信じ難くてもう一度聞き返す私








「エイプリルフールの嘘…とかじゃないよね」


十「とっくにエイプリルフール過ぎただろーが、それに嘘なんざつかねェって言っただろ」


「そっか…ありがとう…」


十「…」


「…」


十「…なぁ、A…」









と、十四郎が私に話しかけようとすると








「っおい、…って！」


「仕方ねェだろ…！声が…聞こえねェ…から！」


「ちょっ、押すな…て！」









なにやら襖の外が騒がしい


不思議に思った私は襖を開けた







ガラッ








近「うおわっ！」


退「ちょっ、俺みんなの下敷き！痛いっ！」


原「わ、悪りィな…副隊長…汗」


「………」








今までの話、全部聞かれてたの…！？


急に恥ずかしくなって後ろを向く私








十「…」






十四郎も顔を真っ赤にしている


が、すぐに正気に戻って







十「アンタら何してんだァァァ！！！さっさと出て行きやがれェェェェ！！」






とバズーカを放った









近「わ、悪かったトシ！今すぐ出て行くから！！ごめん！！」


退「副長すいませんでした！！Aお幸せにね！」








……





.








.








.






「……恥ずい！！！」


十「んなの俺だって同じだ！！」

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