第44話 ページ49
私達は泣き止むと、部屋の外に出た
総悟は私に抱きついたまま離れない
正直言ってとても歩きにくいが、初めてちゃんとした姉になれたような気がして嬉しかった
退「沖田隊長!!」
近「総悟っ!!」
みんなが喜びの笑みを見せる
「ほら…ちゃんと謝って…総悟」
総「すいやせんでした…心配かけて…」
総悟が謝る
しかし、みんなは総悟が謝ったことには目もくれず、私の方をガン見していた
退「え…A…」
隊「副隊長声が…!!」
みんながワァァァと盛り上がる
忘れてた、私が声が出るようになったこと、十四郎と総悟にしか知られてないんだった…
近「Aーー!!!」
泣きながら近藤さんが抱きついてくる
それに続き、退先輩や隊士たちも私のところへ群がる
みんな…抱きつき魔ですか
く、苦しい………
総「ちょ、近藤さん!姉上苦しがってやす!姉上から離れてくだせェ!!」
近「す、すまん!大丈夫か!!」
「…はい…」
少し恥ずかしくて下を向く
すると
パタン
「…?」
近「あれ、トシが出て行っちまったな」
退「Aの声が出たこと、副長なら喜びそうなのに…」
「あ…私…見てきます」
襖を開けると
縁側で1人、タバコを吸う十四郎がいた
「どう、したの」
十「…なんでもねェよ」
そう言って頭をかく十四郎
嘘なの丸分かりだよ
「十四郎って嘘つく時、頭、いつもかいてるよね」
十「なっ…よ、よく見てるな……」
「何かあったの…?」
十「別に……近藤さんに抱きつかれてるお前を見たら…少し…」
「少し…?」
十「い、嫌気がさしたっつーか……」
もしかして…
おこがましいかもしれないけど…
「それって…
.
.
.
嫉妬…??」
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うつろめ(プロフ) - なっちゃんさん» ありがとうございます!m(_ _)m (2017年3月24日 23時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん(プロフ) - 読みました!とっても面白いです!頑張ってください! (2017年3月24日 22時) (レス) id: 7346ffe219 (このIDを非表示/違反報告)
うつろめ(プロフ) - 銀魂もLOVEであるさん» ありがとうございます!! (2017年3月24日 17時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂もLOVEである - 勉強しながら更新^o^頑張って下さい! (2017年3月24日 14時) (レス) id: 11e62987fd (このIDを非表示/違反報告)
うつろめ(プロフ) - さなさん» はい (2017年2月25日 18時) (レス) id: 5158345201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:うつろめ x他1人 | 作成日時:2017年2月23日 21時