【BTS】潔癖症無口無自覚無表情は愛される【男主】

勉強 ページ14

カリカリ、とシャーペンの芯が紙を擦る音だけが聞こえる







その音は暫くするとジョングガの大声が出されると同時に途絶えた









jk「もう無理です！分かりっこないもん！！！！」





シャーペンを投げ捨てて机に伏せるグガにジミナがははは、と苦笑いを零した。



今日はマンネラインで勉強をしている。
教師役はナムジュニヒョンだが今はトイレに行っていてこの場には居ない。






TH「1問しか解いてないじゃん…」






見して、と言うように手を差し出すとグガは素直に課題を載せた。





ここか。ヒントとなる部分に線を引いて返すとぱぁと目を輝かせてシャーペンを持ち直した。






俺は参考書を再度開き集中する。







学校に通うメンバーが多い中で俺は高校には通っていない。
ジョングガは1年高校に入るのを遅らせているけどそれもあと数ヶ月すれば高校に通い始めることになる。
高校に行くってことは学費が必要だけどさすがにそこまでパンPDに頼る気はない



バイト代では賄えないだろういし賄えてもそれのせいでレッスンに集中出来なくなるぐらいならば通わない。







韓国語も分からない単語だらけだし韓国語じゃなくても勉強することは作曲や作詞に繋がるかもしれないから頑張ってる。



勿論、バイトも勉強もレッスンも全て手を抜く気は無いよ







TH「A〜ここ分かんない…ここまでは計算できたんだけど」






数学の課題と睨めっこしながら言うテヒョンアから課題のノートを見せてもらう



テヒョンア。どこから分からないか明確にしてから聞くのはすごくいいと思う。

確かに難しい単元だし躓くのは仕方ない。

でもこんな初歩的なところで間違えてたらこの問題解けないどころかこの単元全部分からないよ…





公式を覚え間違えてるテヒョンアの式の下に線を引いて正しい公式を書き直し、当てはめるべき数字と文字を矢印で結ぶ。

これなら分かりやすい。と、思う…

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