自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ8)

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取り巻きページ8

「少し早め前のお昼〜っと。」

今日のお昼はなかなかにうまそう。

天気もいいし外で食べようかな〜

あ、スネイプくんも誘ってみようかなぁ？多分姫も居るよね。

スネイプくんと姫の分もボックスに入れて持っていこーっと。

スネイプくん達を探すために大広間の辺りを彷徨いてると

「私達に関わらないでって言ってるの！！」

「どうしてだい？！ソイツはスリザリンだ！マグルのことを、その、よく思ってない！！」

「うつむいちゃって、泣いてんのか？ス二ベルス」

…ちょっかい出すなって言ったのに。

廊下でスネイプくん達がご子息と鳥の巣に絡まれていた。

スニベルスなんて…彼は泣き虫じゃないのに。

「スーネーイープーくんっ」

「わっ、先輩、」

後ろからスネイプくんに抱きつく。

「これから一緒にお昼もどう？もちろん姫も一緒にさ。」

「姫？？」

「君の事だよエバンス姫。」

「姫だなんて…」

「さ、ご子息様と鳥の巣は置いておいて優雅に外で大イカでも見ながらお食事なんてどう？」

「素敵です！行きたいです！」

「本当？スネイプくんも姫が来るんだから来るでしょ？」
「行きます。」

はや。

即答じゃん。

「待って僕も行く！！」

「駄目だよ。鳥頭くんはお呼びじゃないの。て、いうか二人増えてるじゃん。傷だらけの少年と小さな男の子。」

「鳥頭って…！！覚悟しとけよスニベルス。行こう皆、」

「あ、あぁ…」

「ジェームズ、ちょっとまってよ！」

「シリウス！」

取り巻きたちも鳥の巣達を追って逃げていった。

「行ったね。」

スネイプくんから離れて二人の顔を伺う

「ほら、お弁当もあるし行こ？」

「はい！行きましょう！ね、セブ！」

「う、うん。」

姫はスネイプくんの手を取ってニコリとそういう。

スネイプくんは耳を赤くしていた。

甘すぎる。甘い、甘い。

ミルクチョコよりも甘い。

11歳でこの甘さ出せるって何だ？

私ですら出したこと無いぞ？

「…行きましょうかね。」

「ん〜！うまい、」

「美味しいです！」

「…、」

二人共美味しそうにもぐもぐと食べている。

「…食事中にこんな胸糞悪い話は良くないけど、どうしてあの二人はスネイプくん達に絡んで来るのかな？」

「コンパートメントで言い合いをしたんです、」

「どんな？」

「セブがスリザリンに入りたいって言ったらポッター達が寮を貶したんです。」