自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ6)

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甘い雰囲気。ページ6

「リリー！」

うわ、すんごい笑顔

めちゃくちゃかわいい笑顔

そんな笑顔できるの？

「さ、お姫様も来たことだし？王子と二人のナイトでもなりますかな。」

「私、リリー・エバンスです！」

皆の視線がすごいが、気にせず自己紹介をする。

「あぁ、ご丁寧にありがとう。私はA・Aです。よろしくね。」

「素敵な先輩ね！良かったわ、セブ。」

「ルシー先に教室に行ってて？二人を送っていくから。」

「分かったわ。また後で。」

「A先輩、わざわざ送ってもらわなくても大丈夫です。」

「セブ、そんな言い方ないわ。」

「でも、また絡まれたら大変だよ？」

「私も絡まれるのは嫌よ。ねぇ、セブ先輩もこう言ってくれてるんだし、」

「リリーが言うなら…」

姫さんが全てか

「じゃあ決定。行こうか。」

「リリー！！」

きたきた。

私は姫さんの後ろに回る。

「後少しで着くからね。あと、授業中に悪戯されないように気をつけてね。」

「リリーってば！！」

無視無視。

無言呪文で保護呪文を二人に唱える。

「はーい到着！気をつけてねー！」

「ありがとうございました先輩！」

「いいえー！」

「…、」

スネイプくん一礼して教室の中に入っていった。

「先輩邪魔なんですけど！！リリーと話せなかった！！」

「何を話す必要があるんだよー」

会ってまだ一日も経ってないくせによぉ、

「彼女の事聞こうと思ってたのに！」

「はいは＿＿＿」

ｺﾞｰﾝ

まずい

「ちょっかい出すなよ！！！」

走れ走れ！！

鳥の巣(ポッター)と話してる暇なかった！！

ゴーンと授業開始の合図を知らせる鐘がなった

最悪ぅ〜！！！

「はぁ、はぁ、…しんど」

「大丈夫？」

「遅刻したのが悪いだろう。」

流石に１階から４階はキツイ

「襟元とネクタイを正せだらしない。それでも一応お前は誇り高き純血の一族だろう。」

「暑いんだけど、駄目？」

「駄目だ。」

ですよねー。

「はいはい。」

言われた通り第一ボタンを諦めようとするが、

「あれ、上手く締まらない、」

「私がやるわ、」

「ありがとうルシー」

「なんだ。」

「…ルシーはナルシッサのことだよ。」

「……分かっている。」

「自分の事だと思ってたくせにー。」

「そんな所もかわいいわ。」

「やめてよ惚気。」

甘いのはどうも好きじゃない。

雰囲気も食べ物も。