自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ50)

今日:18 hit、昨日:104 hit、合計:95,610 hit

７年生ページ50

「手が痛い…」

「声が枯れる…」

「はい、水よ。」

「ありがとうナルシッサ、」

「私にも何かくれ……」

「手が痛いってどうすればいいのよ…」

「手を繋いで＿＿＿痛ッ！酷いルシウス！」

「人の彼女にセクハラするな。」

「だって…６年間も拍手し続けてるんだから手が死ぬ、」

「関係ないだろう。」

私達は７年生になった。

卒業する年だ。

「…もう、卒業かぁ」

「そうだな。」

「寂しいわね」

「スネイプくんは寂しい？」

「まぁ、…」

「寂しいかぁ。私も寂しいなぁ。」

「もう…！シャッキとしなさい？まだこれからN.E.W.T(やもり)テストもあるし就職だってある。項垂れてる暇はないわよ」

「そうだね、私もやることあるし…頑張りますか」

＝翌日の放課後＝

「この色、この匂い…あの時の状態に似てる…！」

「そうかね！！見せてみなさい！」

「これです、！」

「手順はメモしたかね！」

「えぇ、メモしました、コレを改善していけば…！」

「君の夢もすぐそこだ、本当に素晴らしい…！私は君を誇りに思うよ、本当にね」

「ありがとうございます、先生のおかげです…！」

脱狼薬の開発のため放課後始めてから約５時間

３回目の実験でやっと成功の道が見えた。

私はメモを眺め、重要だと考えられる過程に赤インクで線を引く。

「先生、まだお邪魔してもいいですか？」

「あぁ、構わないとも続けなさい」

卒業して研究に集中できれば３年くらいで完成するだろうか、

夢が叶う

私はその後も研究を続け気づいたときには朝日が見え時刻は３時

「やりすぎた…」

そろそろ片付けをしなければと思い水を入れていたゴブレットを持つと…

ﾊﾟﾘﾝｯ‼

「デジャブ…かな。」

寝不足と魔法力の増幅…

「今日はぶっ倒れるのかな…？」

熱に寝不足…

「薬飲も…」

私はこの事を伝えるため朝早く校長室に向かった。

おじいちゃんだし起きてるだろう。

「にしてもちょいと早すぎるんじゃないかのぉ？」

「おはよございます校長先生。」

「魔法力の調子はどうかね」

「そのことで今夜お願いしたく参りました。」

「今日は満月かね。」

「？はい…そうですね今日は満月です。」

「今日は気をつけなければならんの…。」

「！！…居るんですね」

＿＿狼人間が