自由奔放なスリザリン生Ⅰ【親世代】 (ページ47)

今日:37 hit、昨日:104 hit、合計:95,629 hit

ダイアゴニョコ丁！！！！ページ47

「行ってきます、」

「これ。失礼のないようにしなさいよ？」

「わかってます、」

昨日から母さんの様子が変わった。

なんだか明るくなった。

昨日も珍しく喧嘩がなくて三人でご飯を食べた。

おやすみも言われた。

料理も豪華でAが何かしたんだってすぐにわかった。

「行ってきます。」

Aに言われた通り川の近くに居るカエルの置物に触れた。

すると、視界がぐるぐると回り僕は＿＿＿

「此処は…」

スピナーズエンドとは違う綺麗な花畑が広がった場所についた。

「空気が綺麗だ、」

僕の家の近くは工場が近いせいで川から異臭がする。

だから空気が悪いんだ。

此処がAの家なのか？

少し先に進むと、レンガ調の二階建ての大きな家が見えてきた。

…緊張する。

友人のしかも女性の家に来るなんて初めてだ。

僕は早速、茶色い二枚ドアをノックした。

「はーい」

Aの声だ。

「いらっしゃい！スネイプくん！」

「あぁ、よろしく頼む」

部屋の中は想像していたより綺麗だった。

ガサツだからもっと…汚いものだと。

机の飢えにはバラの入った花瓶とオープンキッチンの奥にはたくさんの調味料があった。

魔法薬学が得意なのもうなずける。

「スネイプくんの部屋は２階ね。私の部屋は１階だから何かあったら言って？」

「あぁ、わかった」

Aにお土産を渡し、2階へ荷物を置きに行った。

「ベッド、ふかふかだ…」

ベッドにバフっと座るとはねた

「はねた…、」

荷物を片付けた後、家を案内され場所をある程度、把握することができた。

「大丈夫！じゃあそこの暖炉を使うよ！」

「暖炉…？」

暖炉で移動なんて聞いたことがない。

「あれ？知らない？煙突ネットワークって言ってこのフルーパウダーを一掴して行きたい場所の名前を叫ぶんだ。私がやって見せるから。」

Aはフードを被りフルーパウダーを一握り持って暖炉の中へ入った。

「コツは噛まないこと。ハッキリと発音しないと目的地には到着しない。気をつけてね」

「わかった。」

「ダイアゴン横丁！！！！」

「A？！」

Aは緑色の炎を纏い消えてしまった。

「ぼ、僕も………ダイアゴニョコ丁!!!」

「うわぁぁぁぁぁ！！！！」

「痛っ！」

「おいガキ！！ここで何してやがる！！！」